プロダクトマネージャーや求人企業に詳しいからこそ、安心して相談できました【PM Career内定者インタビュー】
最終更新日:
2024年11月29日
ライター:
PM Career編集部
転職事例
PM Careerで見事内定を勝ち取った池子さんにお話を伺いました。
- 転職先:株式会社アルファドライブ プロダクトマネージャー
- インタビュアー:佐々木 真
今回の転職活動を振り返って感想はいかがでしたか?
これまでのディレクターやプロジェクトマネージャー経験を振り返る中で、やりたいことや経験したことを活かせる場所、そしてキャリアの延長線を考えたときにプロダクトマネージャーというポジションにつきたいという思いが強まっていき、そんな中でPM Careerに出会いました。
普通のエージェントだとプロダクトマネージャーのことを深く理解していないまま案内が来ると思うのですが、プロダクトマネージャーに詳しいPM Careerではスムーズに案内していただけたと思っています。企業の求めるプロダクトマネージャーを想像し、PM Careerからご紹介いただいた企業と実際に話してみると、結構相性がいいと感じました。結構しっくりくる面談から始まって面接の話もさせていただいて、その辺は比較的スムーズだったと思います。
今回重要だと思ったのは、レアケースかもしれませんが、企業側の人と佐々木さんの距離がある程度近く、内部事情等を第三者視点から聞けたということです。受ける前に心の準備ができたり、どういう伝え方をすると伝わりやすい企業なのかということを事前に知れたりしたことは、結構大きかったと思っています。
転職活動の中で会社によってプロダクトマネージャーの解釈に幅があるというか、まだまだ知られていない、けれどどんどん必要とされているポジションだと感じました。プロダクトマネージャーとしてこれまでの経験をどう活かせるのかは入ってみないとわからない、チャレンジだと思っています。
なぜ転職しようと思ったのですか?
新規事業を起こしているところを身近で見たり、その中で新しいことを吸収したりしたいと思ったからです。いつかは一時的なプロジェクトのような形でもいいので、事業オーナーになりたいと思っています。前々職の同僚がある企業と一緒に地域創生の事業開発のようなことをしていて、そういったことを見ていきたい、チャンスがあれば自分もやりたいと思ったからです。新規事業の良いことも悪いことも見れる、事業とは?ということを知れるのは大きいですね。
転職活動ではどのようなポイントを見ましたか?
今回で4社目なのですが、一番重要なのは内容やスキルよりも人柄、この人と一緒に働きたいということです。プロダクトマネージャーの仕事は、たぶんコミュニケーションが大多数を占めると思うんですよね。なのでコミュニケーションを取りやすかったり、コミュニケーションで環境をより良くしていけたり、そういうところを想像できる企業でないと良くないなと思っています。
転職活動で困ったこと、苦労したことを教えてください
他のキャリアやエージェントも使っていたのですが、案件の紹介料やプロダクトマネージャーではないポジションを案内されたり、よくわからない文章が流れてきたりして、印象が良くありませんでした。例えばデザインの経験があるからか、UI/UXデザイナーの求人が送られてきました。希望は結構伝えていて、たぶんあちらとしては裾を広げてみたらこういう求人もありますよという感じだと思うのですが、今回求めているポジションではなく伝わりきらなかったようです。業界の幅ならいいのですが、プロダクトマネージャーというポジションを外されるのは困りました。
またWantedlyで自力で転職活動をやっていた時もあったのですが、自分の見たいものしか見れないし情報キャッチアップがしきれず理解が浅かったと思います。サイト等から企業に関する情報を探し、その情報のみで自分が共感する部分や本当にやりたいと思うかということを探っていくのは辛かったです。壁打ちしながらさらに深掘りをしてもらえる相手がいると、自分が内側の思っていることをもっと引き出せたのではないかと思います。
例えばtoBとtoCの違いは、僕が考えるものとネットで調べた情報、実際に佐々木さんたちからいただいた情報という3つがあって、それらが揃って自分の中に落とし込めたと思っています。ただやはり自分で考えたものやネットの情報は表面的でリアル感がなく、toBやtoCを経験した人からのフィードバックをもらいたかったです。
転職先の決め手は何でしたか?
新規事業をやっているというところが、僕の中では結構大きかったです。僕自身スタートアップで立ち上げを経験したり、ベンダーやクライアントワークをやる中で、会社の中で他の企業の新規事業立ち上げプロダクトやウェブサービスを作ったりしてきましたのですが、その時が一番楽しかったですね。今の会社はそういったところをよりサポートできたり、コンプライアンスを加味した上でのSaaSプロダクトという珍しく尖っているプロダクトをやっていたりしていると思います。
また、大企業の社員や優秀な方々のサポートをしていけるというのは、より面白いプロダクトや新規事業を身近で見れるのではないかという期待もありますね。新規事業では人が変わっていくところを見れると思うので、そういったところにも大変興味を持ちました。それに加えて、企業のユーザベースのマーケティングやデータベースがあること、リソースがたくさんあることは、他の企業には真似できないところだなと感じています。
転職先でどんなことにチャレンジしたいですか?
企業とタイアップして新規事業を創出している印象を受けるので、SaaSだけではなく新規事業もサポートしたいです。メディアが大きなところも結構興味があるので、そこも関わっていきたいですね。どうやってシナジーを出していくか、自分がどこまでできているのか気になります。
プロダクトマネージャーの魅力を教えてください
関わる部署や人が多いことは、とてもやりがいがあります。プロダクトマネージャーは、プロダクトを横断しながら育てていくというところが求められると思います。エンジニアやデザイナーはそういった横断的な動きができないと思うので、プロダクトマネージャーならではですよね。自分の性格的にも何でもかじりたい、いろいろな側面で見たいというのがあるので、そういう性格だからこそ向いているのかなとも思います。
プロダクトマネージャーとしてキャリアを築こうと思ったときに、どんなことに悩みましたか?
僕自身プロダクトマネージャーはまだあまり定義化されていないと思っていて、実際に何をやるのか、プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの違いといったことを動画や本で理解してすり合わせをしていきました。デザイン寄りのプロダクトマネージャーがいいのかエンジニア寄りのプロダクトマネージャーがいいのかというのは企業によって違っています。その企業の望むものが果たして自分とマッチングするのかというところは悩みましたね。また自分の周りにあまりプロダクトマネージャーがいなくて、具体的に相談できる人がいなかったということも不安でした。
今回の転職では、今後どういうふうに進むべきなのか結構悩みました。シニアプロダクトマネージャーになっていくのか、マネージャー寄りになっていくのか、プロダクトマネージャーとして専門性を突き詰めていくのか。ただ確かなのは、テックに限らず、自分が考えたもので事業を持ちたい・作っていきたいということです。僕は不動産等のスタートアップを経験したので、例えば地域おこしの事業の一つとして空き家再生のような新しい形のファンドを作ったり、NFT等を使って再生するために何かやってみたり、そういったことにとても興味があります。
また何か話題性を持たせて資金を集め、事業を起こすといったことも経験してみたいです。代表という枠には、あまりとらわれたくありません。プロダクトマネージャーのスキルは、将来的なキャリアにも活かせると思っています。
PM Careerで良かったところを教えてください
プロダクトマネージャーは広い業界で見るとニッチなポジションというか、曖昧で何でもやらないといけない、板挟みになるポジションだとは思います。そういったところを理解した方に導いてもらえる、相談できるのは、他のエージェントではなかなかできないのではないでしょうか。キャリアサポートで相談した中でAI系のSaaSプロダクトや金融系等をいろいろご紹介いただき、プロダクトマネージャーが活躍できる場所は意外とたくさんあるんだな、活躍できるところがどんどん増えていくのかなと感じました。企業の中ではプロダクトマネージャーの存在が結構重視され認知も上がってきていて、そういう人がいないとダメだよね、必要だよねという認識が広がってきてるのかなと思います。
また、企業の中の事情に詳しいということも大きかったですね。どういうポイントが求められているのかという事前情報があったことにより、深掘りできたのはとてもよかったです。
PM Careerに改善してほしいところを教えてください
もっといろいろなプロダクトマネージャーの方とも話してみたかったです。僕はPM Careerから入っているのですが、先にPM Clubに入って佐々木さんや他の会員の方に触れていたら、もう少し軸が変わっていた可能性もあると思っています。なので転職活動をしている時に担当者だけではなく、同じプロダクトマネージャーとして働いてる方や、キャリアをサポートできるベテランの人と出会うチャンスが欲しかったです。
これから転職活動をする人、新卒でプロダクトマネージャーを目指す人にアドバイスはありますか?
プロダクトマネージャーはしっかり定義されていないからこそ何でもやってもいい、ある種面白みがあると思います。なので逆に定義しすぎてしまうと、それはプロダクトマネージャーではなくなってしまう可能性もあるのかなと思うので、いろいろ業務の幅を持つためチャレンジしてみるのは大切だと思います。テック系だけではなく、デザインも自分でやってみたり事業開発部と深く話してみたり、人事を手伝ってみたり、たぶん手伝ってほしいというところはたくさんあると思います。そういったところをやっていくうちにプロダクトマネージャーの楽しさや役割を自分なりに定義していって、社内でも社会でもバリューを出していけるといいのではないでしょうか。今度は自分がいろいろなPMの方のサポートをしていくというのは、一つの目安として重要なのかなと思いますのでチャレンジしていきたいですね。
終わりに:インタビュアー佐々木の感想
池子さんは早期にアルファドライブさんに志望を固めてそこに向けて準備をしてきました。長期的にやりたいこと・色々な想いがある中で次の転職ではそこに向かうため何をするべきか、どんな企業を選ぶべきか。これをしっかり考えられたからこそ良いキャリアアップにつながったのだと感じました。我々もPMの専門家集団としてキャリアをサポートできて大変光栄でした!今後の活躍が楽しみですね。