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デザイナーからプロダクトマネージャーへ! 転職成功へのロードマップ

最終更新日:

2024年9月9日

ライター:

PM Career編集部

プロダクトマネージャー

デザイナーからプロダクトマネージャーへ! 転職成功へのロードマップのサムネイル

「デザインスキルを活かして、もっとプロダクトに貢献したい!」

そう考えているデザイナーさんもいるのではないでしょうか?ユーザー体験を深く理解し、デザインを通してプロダクトを成長させてきたあなたなら、プロダクトマネージャーとして活躍できるポテンシャルを秘めているはずです。

この記事では、デザイナーからプロダクトマネージャーへの転職を成功させるためのロードマップをご紹介します。具体的なステップや必要なスキル、転職活動のポイントなど、成功への道筋を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

プロダクトマネージャーってどんな仕事? デザイナーとの違いを改めて理解しよう

プロダクトマネージャーは近年、IT業界で注目を集めています。しかし、その役割やデザイナーとの違いについて、疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。まずは、プロダクトマネージャーの仕事内容を、デザイナーの仕事と比較しながら詳しく解説していきます。

プロダクトマネージャーの役割とは?

プロダクトマネージャーは、ユーザーに価値あるプロダクトを世の中に送り出し、成長させていく仕事です。 プロダクトの企画から開発、リリース、そして改善まで、プロダクトに関わる全てに責任を持ちます。

具体的な業務内容としては、以下のようなものがあります。

  • 市場調査・ユーザー分析
  • プロダクトの戦略・ロードマップ策定
  • 開発チームとの連携・進捗管理
  • マーケティング戦略への協力
  • プロダクトの改善・KPI分析

多岐にわたる業務をこなし、関係部署と連携しながらプロダクトを成功に導く、いわば「プロダクトのCEO」といえるでしょう。

プロダクトマネージャーとデザイナーの違い

では、プロダクトマネージャーとデザイナーは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。主な違いを以下の表にまとめました。

項目

プロダクトマネージャー

デザイナー

役割

  • プロダクト全体の戦略立案・実行
  • 関係部署との調整・進行管理
  • ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンスのデザイン

視点

  • ビジネス視点・マーケティング視点
  • プロダクト全体
  • ユーザー視点・デザイン視点
  • UI/UXなど、担当範囲

必要なスキル

市場調査、データ分析、コミュニケーション能力、リーダーシップなど

デザインスキル(UI/UX、グラフィックなど)、デザインツール操作スキル、ユーザー理解など

デザイナーは、主にユーザーインターフェースやユーザーエクスペリエンスのデザインを担当します。一方、プロダクトマネージャーは、プロダクト全体を俯瞰し、ビジネスとして成功させるために必要なことを考え、実行していく役割を担います。

デザイナーがプロダクトマネージャーに転職するメリットとは?

「プロダクトマネージャーの仕事はなんとなくわかったけど、デザイナーから転職するメリットってどんなところがあるの?」

デザイナーとしての経験は、プロダクトマネージャーの仕事においても、大きな武器になります。ここでは、デザイナーがプロダクトマネージャーに転職するメリットについて詳しく見ていきましょう。

ユーザー視点・UI/UXデザインの知識を活かせる

デザイナーは、ユーザー視点やUI/UXデザインに関する知識や経験が豊富です。プロダクトマネージャーは、ユーザーに価値あるプロダクトを開発することが求められるため、デザイナーとしての経験は非常に役立ちます。

例えば、ユーザー調査やペルソナ作成、ワイヤーフレームやプロトタイプ作成など、デザイナーが培ってきたスキルは、プロダクト開発の初期段階からユーザー体験を向上させる上で役立ちます。

クリエイティブな視点を活かせる

プロダクトマネージャーは、常に新しいアイデアを出し、プロダクトをより良いものへと進化させていく必要があります。デザイナーとしてのクリエイティブな視点は、プロダクトの差別化やイノベーションを生み出す際に役立ちます。

例えば、デザイン思考を用いて、ユーザーニーズを深く理解し、斬新なプロダクトアイデアを生み出すことが可能です。また、プロダクトのビジュアルやインタラクションデザインにも貢献できます。

キャリアアップ・年収アップの可能性がある

プロダクトマネージャーは、IT業界でも需要が高く、キャリアアップや年収アップを目指せるポジションです。デザイナーとしての経験を活かしながら、さらに上のキャリアを目指したい方には魅力的な選択肢といえるでしょう。

プロダクトマネージャーは、開発チーム、マーケティングチーム、営業チームなど、様々なチームと連携しながら、プロダクトの成功に貢献していく役割を担います。そのため、幅広い知識や経験を積むことができ、自身の成長に繋がる可能性も高いです。

デザイナーがプロダクトマネージャーに転職するデメリットとは?

一方で、デザイナーがプロダクトマネージャーに転職する際には、いくつかの乗り越えるべき壁もあります。転職前に、デメリットについても理解を深めておきましょう。

異なるスキル・知識を習得する必要がある

プロダクトマネージャーには、ビジネスセンスやマーケティング、データ分析など、デザイナーとは異なるスキルや知識が求められます。市場調査や競合分析、ユーザーリサーチ、収益管理など、幅広い業務に携わることになるからです。

転職前に、これらのスキルを積極的に身につけておく必要があります。

責任範囲が広く、プレッシャーも大きい

プロダクトマネージャーは、プロダクトの成功に対して大きな責任を負います。開発の遅延や売上の低迷など、様々なプレッシャーと向き合っていく必要があります。

また、チームメンバーや関係部署との連携、プロジェクトの進捗管理、予算管理など、多岐にわたる業務を円滑に進めるためのリーダーシップも求められます。

未経験の場合、転職活動に苦労する可能性がある

プロダクトマネージャーは人気職種であるため、未経験者の場合、転職活動が難航する可能性があります。実績やスキルをアピールできるような準備が重要です。

ポートフォリオや自己PR、面接対策など、転職活動に有利な準備をしっかりと行いましょう。

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プロダクトマネージャーに必要なスキルとは? 経験ゼロから身につけるための方法を紹介

「プロダクトマネージャーになるには、どんなスキルが必要なの? デザイナー経験しかないけど、大丈夫?」

プロダクトマネージャーに求められるスキルは多岐にわたりますが、未経験からでも、努力次第で身につけられます。ここでは、プロダクトマネージャー転職において重要なスキルと、そのスキルを身につけるための方法を紹介します。

プロダクトマネージャー転職に必要なスキル

プロダクトマネージャーに必要とされるスキルは以下の4つに分類できます。

  1. IT知識・技術力
  2. コミュニケーション能力
  3. 分析力・問題解決能力
  4. ビジネスセンス

これらのスキルをバランス良く身につけることが、プロダクトマネージャーとしての成功に繋がります。

【スキル1】IT知識・技術力

プロダクトマネージャーは、開発チームと連携し、技術的な知識を共有しながらプロダクト開発を進める必要があります。そのため、IT知識・技術力は非常に重要です。

身につけるべき知識・技術

  • Webの基礎知識(HTML、CSS、JavaScriptなど)
  • プログラミングの基礎知識
  • データベースの基礎知識
  • ネットワークの基礎知識
  • アジャイル開発などの開発手法
  • プロジェクト管理ツール(Jira、Backlogなど)の操作経験

具体的な学習方法

  • オンライン学習サービス
  • プログラミングスクール
  • 書籍
  • IT関連のイベントやセミナーへの参加

【スキル2】コミュニケーション能力

プロダクトマネージャーは、デザイナー、エンジニア、マーケターなど、様々な職種のメンバーとコミュニケーションを取りながら仕事を進めます。そのため、円滑なコミュニケーション能力は必須です。

身につけるべき能力

  • 相手に分かりやすく伝える能力
  • 相手の意見を丁寧に聞き取る能力
  • 合意形成を図る能力
  • 交渉力
  • プレゼンテーション能力

具体的な向上方法

  • 日頃から意識して、相手に分かりやすく伝えるように心がける
  • 相手の意見を最後まで聞き、自分の意見ばかりを主張しないようにする
  • 会議やミーティングの場で、積極的に意見交換を行う
  • プレゼンテーションの機会があれば、積極的にチャレンジする

【スキル3】分析力・問題解決能力

プロダクトマネージャーは、データに基づいて現状を分析し、問題点や課題を発見し、解決策を実行していく必要があります。そのため、分析力・問題解決能力は非常に重要です。

身につけるべき能力

  • 論理的思考力
  • データ分析力
  • 問題発見・解決能力
  • 仮説思考力

具体的な向上方法

  • データ分析の基礎を学ぶ(書籍、オンライン学習サービスなど)
  • Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを使ってみる
  • 日頃から、問題意識を持って物事を観察する
  • 問題の原因を分析し、具体的な解決策を考える

【スキル4】ビジネスセンス

プロダクトマネージャーは、プロダクトをビジネスとして成功させるために、市場や競合の分析、収益目標の設定など、ビジネス全体を理解する必要があります。そのため、ビジネスセンスも必要不可欠です。

身につけるべき知識・能力

  • マーケティングの基礎知識
  • 競合分析
  • 収益管理
  • 市場トレンド把握

具体的な向上方法

  • ビジネス書を読む
  • 経済ニュースや業界ニュースをチェックする
  • マーケティング関連のセミナーに参加する
  • 実際に自分でビジネスを企画してみる

未経験からスキルを身につけるための具体的な方法

上記で紹介したスキルを身につけるためには、以下のような方法が考えられます。

  • オンライン学習サービスを活用する
    オンライン学習サービスを利用して、Webの基礎知識やプログラミングの基礎を学習しましょう。料金も比較的安く、自分のペースで学習を進められるため、おすすめです。

  • プログラミングスクールに通う
    より実践的なスキルを身につけたい場合は、プログラミングスクールに通うのも有効です。現役エンジニアから直接指導を受けることができたり、転職支援を受けられる場合もあります。

  • 書籍で学ぶ
    IT知識やビジネススキルを体系的に学びたい場合は、書籍を利用するのも良いでしょう。書店に行けば、様々なレベルの書籍が販売されています。

  • IT関連のイベントやセミナーに参加する
    IT関連のイベントやセミナーに参加することで、最新の技術トレンドや業界動向を学べます。また、他の参加者と交流することで、人脈を広げることも可能です。

  • 実際にプロダクト開発に携わってみる
    もし可能であれば、実際にプロダクト開発に携わってみるのも良い経験になります。個人でアプリ開発に挑戦してみるのも良いですし、ボランティアでNPO団体などのWebサイト制作に協力させてもらうのも良いでしょう。

重要なのは、これらの方法を組み合わせて、継続的に学習することです。焦らずマイペースに、スキルアップを目指しましょう。

今すぐできる! デザイナーがプロダクトマネージャーに転職するための準備

「プロダクトマネージャーになるためのスキルはわかったけど、具体的にどんな準備をすればいいの?」

ここでは、デザイナーがプロダクトマネージャーに転職するために、今すぐできる具体的な準備について解説します。事前の準備を怠らなければ、転職活動もスムーズに進みます。

プロダクトマネージャーの知識を深める

まずは、プロダクトマネージャーの仕事内容について、より深く理解を深めましょう。書籍やWebサイトなどを通して、プロダクトマネージャーの役割や必要なスキル、業界の動向などを学ぶことが重要です。

具体的な方法

  • プロダクトマネジメント関連の書籍を読む(おすすめ書籍は後述)
  • プロダクトマネージャーのブログや記事を読む
  • オンラインサロンやコミュニティに参加する

おすすめ書籍

  • INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント

  • プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

  • ユーザーストーリーマッピング

IT業界の動向を掴む

IT業界は常に変化し続けています。プロダクトマネージャーとして活躍するためには、常に最新の技術やトレンドをキャッチアップしていく必要があります。

具体的な方法

  • ITニュースサイトをチェックする
  • IT関連のイベントやセミナーに参加する
  • SNSでIT業界の情報をフォローする

ビジネススキルを磨く

プロダクトマネージャーは、プロダクトをビジネスとして成功させるために、マーケティングやビジネス戦略、財務など、幅広いビジネススキルが求められます。

具体的な方法

  • ビジネス書を読む
  • マーケティング関連のセミナーに参加する
  • ビジネススクールに通う
  • 副業やボランティア活動を通して、ビジネス経験を積む

ポートフォリオを作成する

プロダクトマネージャーの経験がない場合は、ポートフォリオを作成することで、あなたのスキルや経験をアピールできます。

ポートフォリオに含める内容

  • 自己紹介
    あなたのスキルや経験、強みをアピールする

  • 業務経験
    デザイナーとしての実務経験を具体的に記載する。プロダクトマネジメントに関連する経験があれば積極的にアピールする

  • スキル
    習得しているITスキル、ビジネススキル、語学力などを記載する

  • 実績
    デザイン業務で成果を上げた事例などを具体的に記載する。数値データなどを用いて、客観的に評価できる形でまとめると効果的

  • 自己PR
    なぜプロダクトマネージャーを目指しているのか、あなたの熱意を伝える

転職エージェントを活用する

プロダクトマネージャーの求人情報は、一般的な転職サイトよりも、転職エージェントに多く集まっている傾向があります。

転職エージェントでは、プロダクトマネージャーの仕事内容や必要なスキル、企業情報などに精通したキャリアアドバイザーから、転職活動のサポートを受けられます。転職エージェントの活用は、効率的に転職活動を進めるために非常に有効です。

特に、PM Careerなどの、プロダクトマネージャー専門の転職エージェントがおすすめです。

【経験談】元デザイナーが語る! プロダクトマネージャーになって感じたこと

「実際に、デザイナーからプロダクトマネージャーになった人は、どんなことを感じているんだろう?」

ここでは、元デザイナーで、現在はプロダクトマネージャーとして活躍しているAさんの経験談を紹介します。

【Aさんのプロフィール】
Webデザイナーとして3年間、ECサイトのデザインやコーディングを担当。その後、プロダクトマネージャーに転職し、現在はFintech企業で、家計簿アプリの開発に携わっている。

【プロダクトマネージャーになってよかったこと】

良かったこと

Aさんのコメント

自分のアイデアを形にできる喜び

デザイナー時代は、あくまで指示された範囲でのデザインしかできませんでしたが、プロダクトマネージャーになってからは、自分のアイデアをプロダクトに反映させ、ユーザーに届けられることが嬉しいです。 自分の作ったプロダクトが、ユーザーの課題解決に役立っているという実感を得られたときは、大きな達成感を味わえます。

様々な職種のプロフェッショナルと仕事ができる刺激

プロダクトマネージャーは、エンジニア、デザイナー、マーケターなど、様々な職種のメンバーと協力しながら仕事を進めます。それぞれの分野のプロフェッショナルと議論し、協力しながらプロダクトを作り上げていく過程は、非常に刺激的です。

キャリアアップ・年収アップを実現できた

プロダクトマネージャーは、デザイナーよりも高い専門性が求められる分、キャリアアップや年収アップに繋がりやすいと感じています。 実際に、私もプロダクトマネージャーに転職してから、年収が大きくアップしました。

【プロダクトマネージャーになって苦労したこと】

苦労したこと

Aさんのコメント

常に新しい知識やスキルを学習し続ける必要性

IT業界は変化が激しいため、プロダクトマネージャーは、常に新しい知識やスキルを学習し続ける必要があります。 新しい技術やトレンドをキャッチアップするために、日々勉強を重ねています。

責任の重さ・プレッシャー

プロダクトマネージャーは、プロダクトの成功に大きな責任を負います。開発の遅延や売上の低迷など、プレッシャーを感じる場面も多いです。 しかし、その分、プロダクトが成功したときの喜びもひとしおです。

【Aさんから、これからプロダクトマネージャーを目指すデザイナーへのメッセージ】

デザイナーの経験は、プロダクトマネージャーの仕事においても必ず活きてきます。ユーザー視点やデザイン思考は、プロダクトマネージャーにとって非常に重要だからです。

大切なのは、新しいことに挑戦する意欲と、プロダクトを成功に導きたいという情熱です。自信を持って、プロダクトマネージャーへの道を進んでください。

プロダクトマネージャー転職に関するよくある質問

最後に、プロダクトマネージャーへの転職に関するよくある質問に答えていきます。

Q. プロダクトマネージャーになるために、特別な資格は必要ですか?

必要ありません。しかし、知識やスキルを証明するために資格を取得しておくと、有利になる場合があります。 
代表的な資格としては、以下のものがあります。

  • Project Management Professional (PMP)®
  • Certified Scrum Product Owner®(CSPO®) 


    これらの資格は、プロダクトマネジメントの知識やスキルを体系的に学べて、転職活動でもアピール材料になります。

Q. プロダクトマネージャーの平均年収はどれくらいですか?

プロダクトマネージャーの平均年収は、経験やスキル、勤務先企業などによって異なりますが、一般的には600万円〜1,000万円程度といわれています。経験豊富なプロダクトマネージャーの場合、1,000万円以上の年収を得ているケースも少なくありません。

Q. プロダクトマネージャーの仕事は、今後もなくなることはないと考えて良いですか?

IT技術の進化や、ユーザーニーズの多様化が進む現代において、プロダクトマネージャーの需要はますます高まっています。プロダクトマネージャーは、ユーザーに価値あるプロダクトを世に送り出すために必要不可欠な存在であり、今後もその重要性は変わらないと考えられます。

まとめ|デザイナーからプロダクトマネージャーへの転職を成功させよう!

デザイナーの経験は、プロダクトマネージャーの仕事においても必ず活きてきます。ユーザー視点やデザイン思考は、プロダクトマネージャーにとって非常に重要な武器となります。

プロダクトマネージャーは、IT業界の中でも、特に需要が高く、やりがいのある仕事です。ぜひ、この記事を参考にして、プロダクトマネージャーへの転職を成功させてください。

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