ハンバーガーメニュー
  1. トップページ
  2. メディア
  3. プロダクトマネージャー転職
  4. CPO、CTOってどんな仕事?違いは?役割と関係性を徹底解説!

CPO、CTOってどんな仕事?違いは?役割と関係性を徹底解説!

最終更新日:

2025年9月3日

ライター:

PM Career編集部

プロダクトマネージャー転職

CPO、CTOってどんな仕事?違いは?役割と関係性を徹底解説!のサムネイル

この記事の監修者

佐々木真
PM Career事業責任者(Xアカウント @shin_sasaki19
株式会社リクルートにて「スタディサプリ」の初期メンバーとして事業開発・プロダクトマネージャー業を担当し全国展開を達成後、SmartHRのグループ会社としてToB向けSaaS「SmartMeeting」を立ち上げ2021年3月に退任。その後PMオンラインスクール「PM School」、プロダクト開発人材の転職サイト「PM Career」の事業を運営中。プロダクト開発の知見・人材の流動性を高め、日本のプロダクト作りをぶち上げるべく尽力中。個人としてもX(Twitter)アカウントのフォロワーは3万人超え、YouTubeやPodcastでもプロダクト開発のコンテンツを発信する日本で最も有名なプロダクト開発者の1人。

線の装飾画像

今すぐ転職をしたい人も、中長期的にしたい方も、PM Careerに無料会員登録をしておくことでキャリアに役立つ情報を定期的にキャッチアップすることが重要です。まだ登録されてない方はこちらからどうぞ。3分で完了します。
PM Careerに無料会員登録する
転職についての情報はこちらをご覧ください!

線の装飾画像

はじめに

「CPO」や「CTO」という言葉を耳にする機会は増えているものの、具体的な仕事内容や役割、プロダクトマネージャーとの違いは、いまいちピンとこない方もいるのではないでしょうか?

この記事では、プロダクトマネージャーを目指す方にとって、将来のキャリアパスを考える上で重要な「CPO」と「CTO」のそれぞれの役割や仕事内容、責任範囲、相互の関係性について、具体例を交えながら詳しく解説していきます。

さらに、CPOとCTOそれぞれの仕事の魅力や必要とされるスキル、そしてキャリアパスについても言及します。将来のキャリアを考える上でのヒントにしてください。

CPOとCTO、それぞれどんな仕事をするの?

CPOとCTOは、どちらもプロダクト開発において重要な役割を担う存在です。しかし、それぞれの専門分野は異なり、プロダクトを成功に導くための視点も異なります。それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう。

CPOの仕事内容:プロダクトの「価値」を最大化する責任者

CPO(Chief Product Officer)は、プロダクトの戦略策定から開発、ローンチ、そしてマーケティングまで、プロダクトに関わるあらゆる側面においてリーダーシップを発揮する役割を担います。

CPOの役割と仕事内容の詳しい解説は、こちらをご覧ください。

「プロダクトを通じて、顧客にどのような価値を提供するか?」という視点で、プロダクトの全体像を設計し、その価値を最大化することを目指します。

CPOの主な仕事内容

プロダクト戦略の策定と実行

・顧客調査と市場分析に基づいたプロダクトロードマップの作成

・プロダクト開発チーム、デザインチーム、マーケティングチームなど、関係部署との連携

・プロダクトの品質管理と改善

・プロダクトの収益化戦略の立案

・競合分析と市場トレンド調査

・顧客フィードバックの収集と分析

CPOは、プロダクトの価値を最大限に引き出すために、常に顧客視点と市場トレンドを意識し、戦略的な思考と行動を要求されます。

CTOの仕事内容:プロダクトの「技術」を支える責任者

CTO(Chief Technology Officer)は、プロダクトの技術的な側面を統括する役割を担います。「プロダクトを支える技術基盤をどのように構築し、運用していくか?」という視点で、開発チームを率いて、安全で信頼性の高いプロダクトを実現します。

CTOの役割とVPoPとの違いを整理した解説は、こちらをご覧ください。

CTOの主な仕事内容

プロダクト開発における技術戦略の策定と実行

・開発チームのマネジメントと技術指導

・開発環境の構築と改善

・セキュリティ対策の強化

・最新技術の調査と導入

・技術に関するリスク管理

CTOは、常に最新の技術動向を把握し、技術的な課題を解決することで、プロダクトの安定性と発展を支える重要な役割を担います。

CPOとCTO、一体どんな関係性なの?

CPOとCTOは、それぞれ異なる視点からプロダクトに関わります。その中で互いに協力し、連携することで、より良いプロダクトを生み出すのです。プロダクトを成功に導くためには、CPOとCTOの連携が欠かせません。

「プロダクト」を軸にした連携:それぞれの視点からプロダクトを成功へ導く

CPOは顧客視点と市場トレンドを考慮したプロダクト戦略を策定し、CTOはそれを実現するための技術的な基盤を構築します。それぞれの専門性を活かし、互いに情報を共有することで、プロダクト開発をスムーズに進められるのです。

プロダクト開発組織の役割分担と連携のポイントを解説した記事は、こちらをご覧ください。

例えば、CPOが「顧客のニーズを満たすために、新しい機能を追加したい」と考えた場合、CTOは技術的な観点から実現可能性や開発コストなどを検討し、CPOにフィードバックを行います。

逆に、CTOが「最新の技術を活用することで、プロダクトの性能を大幅に向上できる」と考えた場合、CPOはそれが顧客にとってどのような価値を生み出すのか、マーケティング戦略との整合性を確認します。

理想的な関係性:相互理解と協力が不可欠

CPOとCTOが良好な関係性を築くためには、相互理解と協力が不可欠です。それぞれの専門分野を理解し、相手の立場に立って考え、意見交換を行うことで、より良いプロダクト開発を進められるのです。

CPOは、技術的な知識を深め、CTOの意見を理解しようと努める必要があります。一方、CTOは、顧客視点や市場トレンドを理解し、CPOの戦略を技術的に実現可能な範囲でサポートする必要があります。

互いに尊重し、協力することで、CPOとCTOは、プロダクトの成功に大きく貢献するのです。

CPO、CTOになるには?必要なスキルや経験

CPO、CTOは、高度な専門知識と豊富な経験が必要とされるポジションです。それぞれの職種に必要なスキルや経験について、詳しく見ていきましょう。

CPOに必要なスキル:市場分析、顧客理解、戦略立案、コミュニケーション能力

CPOは、プロダクト戦略を立案し、関係部署をまとめて、プロダクトの価値を最大化する責任者です。そのため、以下のようなスキルが求められます。

CPOに必要なスキル

・市場分析と顧客理解:顧客のニーズや市場のトレンドを正確に把握する能力

・戦略立案:プロダクトのビジョンを明確にし、具体的な戦略を策定する能力

・データ分析:市場データや顧客データを分析し、意思決定に役立てる能力

・コミュニケーション能力:関係部署やチームメンバーと円滑にコミュニケーションを図る能力

・プレゼンテーション能力:プロダクト戦略やビジョンを分かりやすく説明する能力

CTOに必要なスキル:技術力、開発マネジメント、セキュリティ対策、問題解決能力

CTOは、プロダクトの技術的な基盤を構築し、開発チームを率いて、安定したプロダクトを実現する責任者です。そのため、以下のようなスキルが求められます。

CTOに必要なスキル

技術力:最新の技術トレンドを理解し、適切な技術を選択する能力

・開発マネジメント:開発チームを効率的にマネジメントし、プロジェクトを成功に導く能力

・セキュリティ対策:プロダクトのセキュリティ対策を強化し、安全性を確保する能力

・問題解決能力:開発中に発生する問題を迅速かつ的確に解決する能力

共通して求められるスキル:リーダーシップ、意思決定力、チームワーク

CPO、CTOともに、リーダーシップ、意思決定力、チームワークといったスキルが求められます。これらのスキルは、関係部署やチームメンバーをまとめ、共通の目標に向かって努力していくために不可欠です。

プロダクトマネージャーに必要なスキルと習得方法は、こちらをご覧ください。

  • リーダーシップ:チームメンバーを鼓舞し、目標達成に向けて導く能力
  • 意思決定力:様々な情報を分析し、最適な判断を下す能力
  • チームワーク:チームメンバーと協力し、互いに尊重しながら、目標達成に向けて努力する能力

CPO、CTOの仕事の魅力とキャリアパス

CPO、CTOは、プロダクト開発において重要な役割を担うとともに、高い専門性と責任が求められるポジションです。その分やりがいも大きく、将来のキャリアパスも広がっています。それぞれの仕事の魅力とキャリアパスについて詳しく見ていきましょう。

CPOのやりがい:プロダクトの成功を通して社会に貢献できる

CPOは、プロダクトの戦略策定からマーケティングまで、プロダクトに関わるあらゆる側面においてリーダーシップを発揮します。

自分が中心となって開発したプロダクトが世の中に受け入れられ、多くの人に役立つことで、大きな達成感を得られます。顧客の喜びや市場からの評価を直接感じられ、社会に貢献している実感を得られることは、CPOの大きなやりがいです。

CTOのやりがい:最先端技術を駆使して革新的なプロダクトを生み出せる

CTOは、最新の技術動向を常に把握し、技術的な課題を解決することで、プロダクトの安定性と発展を支えます。

最先端技術を活用して、革新的なプロダクトを生み出し、世の中にインパクトを与えることは、CTOにとって大きな喜びです。技術的なチャレンジを楽しみ、常に新しい技術に挑戦していくことは、CTOの仕事の魅力の一つでしょう。

CPO、CTOからさらに上のキャリアへ:経営層への道も開ける

CPO、CTOは、プロダクト開発における責任者という立場から、経営層へのキャリアアップも期待できます。

プロダクト統括を担うVPoPの役割とキャリアの解説は、こちらをご覧ください。

プロダクトに関する深い知識と経験を活かし、経営戦略を立案したり、新規事業を創出したり、組織全体の成長に貢献したりできます。CPO、CTOは、将来の経営者を目指す人にとって、重要なステップとなるポジションといえます。

CPO、CTOに関するよくある質問

CPO、CTOの仕事内容や役割について、疑問のある方もいるのではないでしょうか?ここでは、よくある質問とその回答をご紹介します。

Q. プロダクトマネージャーからCPO、CTOになるにはどんな経験が必要?

プロダクトマネージャーからCPO、CTOへキャリアアップするには、プロダクトマネージャーとしての経験に加えて、さらに専門性を深めることが必要です。

CPOを目指す場合は、市場分析や顧客理解、戦略立案などのスキルを磨くことが重要です。CTOを目指す場合は、技術力、開発マネジメント、セキュリティ対策などのスキルを向上させる必要があります。

具体的には、以下の経験を積むことで、CPO、CTOへのキャリアアップに近づけます。

  • 複数のプロダクト開発プロジェクトの経験
  • チームリーダーやマネージャーとしての経験
  • 市場調査や顧客分析、競合分析などの経験
  • 開発環境の構築や運用、セキュリティ対策などの経験
  • 最新技術に関する知識やスキル習得

Q. 未経験からCPO、CTOになれるの?

未経験からCPO、CTOになることは、決して容易ではありません。しかし、高い志を持って努力すれば、不可能ではありません。

未経験からCPO、CTOを目指す場合は、以下の方法が考えられます。

  • プロダクトマネージャーとして経験を積む
  • 関連する資格を取得する
  • 専門的なスキルを習得する
  • 転職エージェントを活用する

プロダクトマネージャーとして経験を積みながら、専門スキルを習得することで、CPO、CTOへのキャリアアップを目指しましょう。

Q. CPO、CTOの年収はどのくらい?

CPO、CTOの年収は、企業規模や業種、経験年数、スキルレベルによって大きく異なります。一般的には、プロダクトマネージャーよりも高い年収が期待できます。年収はあくまでも目安であり、具体的な金額は転職活動を通して確認する必要があります。

ジュニアからCPOまでの役割別年収モデルと2025年採用動向の解説は、こちらをご覧ください。

まとめ|CPO、CTOの役割と関係性を理解して、キャリアアップを目指そう!

CPO、CTOは、プロダクト開発において重要な役割を担い、高い専門性と責任が求められるポジションです。 しかし、同時に大きなやりがいと、将来のキャリアパスも広がっている魅力的なポジションでもあります。

プロダクトマネージャーとして経験を積みながら、CPO、CTOの役割や必要とされるスキルを理解することで、将来のキャリアアップに繋がるでしょう。ぜひこの記事を参考にして、自分自身のキャリアプランを考えてみてください。

市場価値を高めたい人は無料会員登録をどうぞ

画像の説明: PM Careerの3つの機能紹介図

市場価値を上げる良いキャリアを築くより良い意思決定は、より良い情報から。PM Careerの無料会員登録をして、会員限定ホワイトペーパーのダウンロードやキャリア相談を活用してください!
無料で会員登録をする

厳選されたプロダクト開発企業
一流プロダクト開発人材の出会い

チームをイメージした画像

関連する記事