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【IT転職】SIerとSEの違いとは?将来性やキャリアパスを徹底解説!

最終更新日:

2024年8月26日

ライター:

PM Career編集部

転職・キャリア情報

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「IT業界で転職を考えているけど、SIerとSEって何が違うの?」

IT業界の転職活動において、SIerとSEの違いを疑問に思う方がいるのではないでしょうか。どちらもITに関わることなのは共通していますが、その仕事内容や働き方には大きな違いがあります。

この記事では、IT業界で転職を目指す方に向けて、SIerとSEの違いを徹底解説!それぞれの仕事内容や特徴、将来性やキャリアパスまで詳しく解説していきます。自分に合った働き方を見極め、転職を成功させましょう。

SIerとSE、それぞれの違いって?

SIerとSE、どちらもIT企業で働くと名前を聞く機会がありますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?まずは、それぞれの仕事内容や関わるプロジェクト規模の違いを見ていきましょう。

そもそもSIer、SEとは?

SIerとは、「System Integrator(システムインテグレーター)」の略称で、企業や組織の規模や業務内容に合わせて、最適なシステムの設計・開発・導入・保守を一括して請け負う企業のことです。

一方、SEとは、「System Engineer(システムエンジニア)」の略称で、クライアントの要望をヒアリングし、要件定義に基づいてシステム設計や開発を行う職種を指します。

つまり、SIerは企業全体を指すのに対し、SEは職種を表す言葉なのです。SIerの中にSEは存在し、SEはSIer企業に所属していることが一般的です。

項目

SIer

SE

定義

顧客の要望に応じたシステムの設計・開発・導入・保守を一括して請け負う企業

顧客の要望をヒアリングし、要件定義に基づいてシステム設計や開発を行う職種

仕事内容

顧客との折衝、要件定義、設計、開発、テスト、導入、保守運用など、システム開発の全工程を管理・遂行

要件定義、設計、開発、テストなど、システム開発の上流工程から下流工程まで幅広く担当

SIerとSE、関わるプロジェクト規模は?

SIerは、大規模なシステム開発から小規模なシステム開発まで、幅広いプロジェクト規模に対応しています。大規模プロジェクトになればなるほど、多くの企業や人が関わるため、必然的にSIerが関わるケースが多くなります。

一方、SEは、所属するSIerの規模やプロジェクト内容によって、関わるプロジェクト規模は異なります。比較的小規模なプロジェクトにアサインされる場合もあれば、大規模プロジェクトの一員として開発に携わる場合もあるのです。

SIerとSE、働き方の違いは?

SIerは、年功序列型の給与体系や、充実した福利厚生制度を導入している傾向があります。一方、SEは担当するプロジェクトや顧客の都合によって、残業が多くなったり、休日出勤が発生したりする可能性があります。

SIerは組織として安定した働き方を提供する一方で、SEはプロジェクトの状況によって柔軟な対応を求められることが多いといえるでしょう。

SIerとSE、年収の違いは?

SIerとSEの年収は、会社規模、経験年数、スキル、担当するプロジェクトの規模や難易度などによって大きく異なります。そのため、一概にどちらが高いとはいえません。

一般的には、大規模なSIerで働くSEの方が、中小企業のSEよりも年収が高い傾向にあります。これは、大企業の方が規模が大きく、より多くのプロジェクトを抱えているため、SEに支払える給与水準が高くなるからです。

また、経験豊富なSEや特定の専門スキルを持ったSEは、高収入を得られる可能性があります。さらに、大規模で複雑なプロジェクトを担当するSEは、より高い報酬を得られる可能性もあります。

SIerとSE、どっちが自分に合ってる?メリット・デメリットを比較

SIerとSE、それぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらが優れていると一概にいえません。自分の価値観やキャリアプランに合った働き方を選びましょう。

SIerのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 大規模プロジェクトに携われる
  • 幅広い業務知識や経験を積める
  • 経営に近い視点で仕事ができる
  • 安定した雇用と福利厚生
  • 残業が多い傾向がある
  • 転勤が発生する可能性がある
  • 個人の裁量が小さい場合がある
  • 開発スキルが身につかないケースも

SEのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 専門性を高められる
  • 技術力や開発スキルを身につけられる
  • 自分の成果が目に見えやすい
  • 裁量を持って仕事を進められる場合がある
  • プロジェクトの進捗や顧客の状況によって、残業や休日出勤が発生する可能性がある
  • スキルアップのための自己学習が必要
  • キャリアアップの道が限られている場合がある

【比較表】SIerとSEを徹底的に比べてみた!

項目

SIer

SE

定義

システムの設計・開発・導入・保守を一括して請け負う企業

顧客にヒアリングし、要件定義に基づいてシステム設計や開発を行う職種

仕事内容

システム開発プロジェクト全体のマネジメント、顧客との折衝

システムの設計・開発・テスト

プロジェクト規模

大規模〜小規模

小規模〜中規模

働き方

残業多め、休日出勤あり

プロジェクトによる

年収

高め

平均的

メリット

大規模プロジェクトに携われる
上流工程に携われる
経営に近い視点で仕事ができる

専門性を高められる
技術力・開発スキルが身につく
自分の成果が見えやすい

デメリット

残業が多い
転勤が多い
個人の裁量が小さい場合も

納期前の残業が多い
スキルアップのための自己学習が必要

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IT業界におけるSIerとSEの将来性は?

IT業界は、技術革新のスピードが速く、常に変化が求められる業界です。SIerとSEの仕事も、今後ますます変化していくと予想されます。それぞれの将来性について、詳しく見ていきましょう。

SIerの将来性:変化への対応と競争激化

SIerは、従来型のシステム開発だけでなく、クラウドサービスAIIoTなどの最新技術を活用したサービス開発にも積極的に取り組んでいます。しかし、IT業界の競争激化が進んでいるため、変化に対応し続けなければ生き残っていくことは難しいでしょう。

具体的には、デジタル化グローバル化オープンソース技術の台頭など、様々な変化がSIerを取り巻いています。これらの変化に対応するためには、最新技術への対応人材育成ビジネスモデルの変革など、様々な取り組みが必要です。

例えば、従来型のシステム開発に特化したSIerは、クラウドサービスAIなどの最新技術を活用したサービス開発にも対応していく必要があります。また、海外企業との競争が激化する中、英語力グローバルな思考を持った人材の育成も重要です。

さらに、顧客ニーズの変化に対応するためには、アジャイル開発DevOpsなどの新しい開発手法を導入する必要もあります。

このように、SIerは変化に対応し続けることで、将来性を確保できるでしょう。

SEの将来性:専門性の深化と需要拡大

SEは、高度な技術力や専門知識が求められるようになり、より専門性を深めていくことが求められます。

AIやIoT、ビッグデータなどの分野において、SEの需要はますます高まっていくと予想されます。これらの分野では、複雑なシステム開発や運用、データ分析など、高度な技術力と専門知識が必要となるためです。

例えば、AI開発においては、機械学習や深層学習のアルゴリズムを理解し、適切なモデルを設計・開発できるSEが求められます。

また、IoTシステム開発においては、センシング技術やネットワーク技術、セキュリティ対策など、幅広い知識を持つSEが必要です。さらに、ビッグデータ分析においては、データ分析技術や統計処理、データ可視化などの専門知識を持つSEが求められます。

このように、SEは今後も様々な分野で活躍が期待されており、専門性を深めていくことで、更なる活躍の場が広がると考えられます。

プロダクトマネージャーへの転職はあり?なし?

SIerやSEで得た経験を活かして、プロダクトマネージャーにキャリアチェンジを目指す人も少なくありません。プロダクトマネージャーは、市場調査や顧客ニーズの分析、開発計画の作成、開発チームのマネジメントなど、プロダクト開発の全てを統括するポジションです。

SIerやSEで培った、顧客折衝能力やプロジェクトマネジメント能力、技術的な知識は、プロダクトマネージャーの仕事にも大いに役立つでしょう。

【キャリアパス】SIer・SEからステップアップするには?

SIerとSE、それぞれのキャリアパスにはどのような道があるのでしょうか。具体的な例を挙げて見ていきましょう。

SIerのキャリアパス例:スペシャリスト、マネジメント

SIerのキャリアパスは、大きく分けて「スペシャリスト」と「マネジメント」の2つがあります。

キャリアパス

概要

スペシャリスト

特定の分野の専門知識やスキルを深め、その道のプロフェッショナルを目指す

システムアーキテクト、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント

マネジメント

複数人のチームをまとめながらプロジェクトを成功に導く役割を担う

プロジェクトマネージャー、管理職

SEのキャリアパス例:技術スペシャリスト、コンサルタント

SEのキャリアパスとしては、「技術スペシャリスト」や「コンサルタント」などがあります。

キャリアパス

概要

技術スペシャリスト

特定のプログラミング言語やデータベース、ネットワーク、セキュリティなどの専門知識を深め、高度な技術力を活かしてシステム開発を行う

Javaエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニア

コンサルタント

顧客のビジネス課題を解決するために、最適なシステムの提案や導入支援を行う。顧客のビジネスを深く理解し、技術的な知識とコミュニケーション能力を駆使して、課題解決に導く

システムコンサルタント、Tコンサルタント、データアナリスト

プロダクトマネージャーを目指すならどんなスキルが必要?

プロダクトマネージャーを目指すのであれば、以下のようなスキルを身につける必要があります。

  • ITに関する基礎知識
  • マーケット感覚
  • 顧客ニーズを見抜く力
  • コミュニケーション能力
  • リーダーシップ
  • 語学力

プロダクトマネージャーは、技術的な知識だけでなく、ビジネス的な視点や顧客視点、そして、開発チームをまとめ上げるリーダーシップが求められる仕事です。幅広い知識やスキルを習得していく必要があるでしょう。

SIerとSEの違いに関するよくある質問

最後に、SIerとSEについてのよくある質問に答えます。

Q. 未経験からSIerやSEに転職することは可能ですか?

はい、可能です。未経験からでも、プログラミングスクールでスキルを習得したり、IT関連の資格を取得したりすることで、転職のチャンスを広げられます。未経験者を積極的に採用している企業もあるため、企業研究を進め、自分に合った企業を見つけましょう。

Q. SlerやSEで働くには、どのような資格が有利ですか?

ITパスポートや基本情報技術者試験、応用情報技術者試験など、ITに関する基礎知識を証明できる資格を取得していると、選考で有利になる可能性があります。また、TOEICなどの語学資格も評価の対象となる場合があります。

まとめ|SIerとSE、それぞれの特性を理解して転職を成功させよう!

SIerとSEはどちらもIT業界の進化を支える重要な役割を担っていますが、仕事内容や働き方には大きな違いがあります。それぞれのメリット・デメリット、将来性、キャリアパスを踏まえ、自分の価値観やキャリアプランに合った働き方を選択しましょう。

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