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PdM?PM?プロダクトマネージャーはどう表記する?POなどとの違いも解説

最終更新日:

2024年10月4日

ライター:

PM Career編集部

プロダクトマネージャー

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IT業界の仕事に興味をお持ちの皆さんであれば、「プロダクトマネージャー」という職種を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

近年、その重要性がますます高まっているプロダクトマネージャーですが、「PdM」「PM」など、様々な表記があり、混乱する方もいるかもしれません。

この記事では、プロダクトマネージャーの表記に焦点を当て、それぞれの違いや、混同しやすい他の職種との違いについて詳しく解説していきます。この記事を読めば、プロダクトマネージャーの表記に関する疑問が解消され、転職活動がよりスムーズに進むはずです。

プロダクトマネージャーの英語表記と意味

まずは、プロダクトマネージャーの英語表記とその意味について、見ていきます。

プロダクトマネージャーの英語表記

プロダクトマネージャーは、英語で「Product Manager」と表記します。そのため、略称として「PM」と表記されることが一般的です。

「Product Manager」の意味

「Product Manager」を直訳すると「製品マネージャー」となります。プロダクトマネージャーは、企業が提供する製品やサービスの企画、開発、販売、改善など、製品のライフサイクル全体に関わる責任を担います。

市場調査や顧客分析を行いながら、ユーザーにとって価値のある製品を定義し、開発チームと連携して製品を市場に送り出す役割なのです。

【日本独自?】「PdM」と「PM」どちらが正しい表記?

日本では、「PM」と並んで「PdM」という表記も頻繁に見られます。では、この2つの表記には、どのような違いがあるのでしょうか?

「PdM」と「PM」の違いは?

結論から言うと、「PdM」と「PM」の間に明確な定義の違いはありません。どちらも「Product Manager」の略称として使用されています。

なぜ「PdM」と表記する企業が多いのか

日本では、「PM」が「プロジェクトマネージャー(Project Manager)」の略称としても使われているため、プロダクトマネージャーと混同してしまう可能性があります。

そこで、プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーを明確に区別するために、「PdM」という表記を用いる企業が増えてきました。

重要なのは表記よりも「役割」

「PdM」と「PM」、どちらの表記が使われているかよりも、重要なのは、その企業におけるプロダクトマネージャーの役割責任範囲です。求人票をよく読み、仕事内容をしっかりと理解することが大切です。

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「PdM」と似て間違えやすいその他の表記

プロダクトマネージャーと関連性の高い、似たような表記の職種がいくつか存在します。ここでは、混同しやすい代表的な職種とその違いについて解説します。

「PO」(プロダクトオーナー)との違い

PO」は、「Product Owner」(プロダクトオーナー)の略称です。プロダクトオーナーは、主にアジャイル開発において、開発する製品に対する責任を負う役割を担います。

プロダクトマネージャーと同様に、顧客視点で製品の価値を最大化することを目指しますが、プロダクトオーナーは、開発チームの一員として、日々の開発プロセスに深く関わることが特徴です。

項目

プロダクトマネージャー(PdM/PM)

プロダクトオーナー(PO)

責任範囲

製品ライフサイクル全体

主に開発プロセス

主な役割

市場調査、顧客分析、製品戦略の策定、開発チームとの連携

ユーザーストーリーの作成、優先順位付け、開発チームへの指示

関わるフェーズ

企画、開発、販売、改善

主に開発

「PMM」(プロダクトマーケティングマネージャー)との違い

PMM」は「Product Marketing Manager」(プロダクトマーケティングマネージャー)の略称です。

プロダクトマーケティングマネージャーは、製品のマーケティング戦略の立案・実行を担当します。また、市場調査や競合分析を行い、ターゲットユーザーへの効果的なマーケティング施策を検討・実行します。

プロダクトマネージャーは、製品の開発に深く関わる一方で、プロダクトマーケティングマネージャーは、開発された製品をどのように市場に広めていくかに焦点を当てるのです。

項目

プロダクトマネージャー(PdM/PM)

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)

責任範囲

製品の開発と成長

製品の市場投入とマーケティング

主な役割

製品ビジョン、戦略、ロードマップの定義、開発チームとの連携

市場調査、競合分析、マーケティング戦略の立案・実行

関わるフェーズ

企画、開発、販売、改善

主に販売、マーケティング

「VPoE」(VP of Engineering)との違い

VPoE」は「Vice President of Engineering」(エンジニアリング担当副社長)の略称です。VPoEは、企業全体のエンジニアリング部門の責任者を指します。

技術的な視点から、製品開発を統括し、開発チームのマネジメント、技術戦略の策定などを担います。プロダクトマネージャーは、製品のビジネス側面に責任を持つ一方で、VPoEは、技術的な側面に責任を持つのです。

項目

プロダクトマネージャー(PdM/PM)

エンジニアリング担当副社長(VPoE)

責任範囲

製品の成功

エンジニアリング部門全体

主な役割

製品戦略の策定、開発チームとの連携、市場投入

技術戦略の策定、開発チームのマネジメント、技術的課題の解決

専門性

ビジネス、マーケティング、製品開発

エンジニアリング、テクノロジー

【ケース別】プロダクトマネージャーの表記例

企業によって、プロダクトマネージャーの表記や、求められる役割や責任範囲は異なります。ここでは、企業規模別に、具体的なプロダクトマネージャーの表記例を見ていきましょう。

ベンチャー企業の表記例

ベンチャー企業では、スピード感を持った開発や、柔軟な対応が求められるため、プロダクトマネージャーの役割は多岐に渡ることがあります。

そのため、「PdM」「PM」といった一般的な表記だけでなく、「Product Manager & Growth Hacker」のように、複数の職種を兼務していることを表す表記も見られます。

  • PdM
  • PM
  • Product Manager & Growth Hacker
  • Product Owner (スタートアップ初期フェーズの場合)

大企業の表記例

大企業では、組織構造や事業内容が複雑な場合が多いため、プロダクトマネージャーの担当範囲が細分化されていることがあります。

そのため、「WebサービスPdM」「アプリPdM」のように、担当領域を明確にした表記や、「リードプロダクトマネージャー」「シニアプロダクトマネージャー」のように、経験や役職を反映した表記も用いられます。

  • PdM
  • PM
  • WebサービスPdM
  • アプリPdM
  • リードプロダクトマネージャー
  • シニアプロダクトマネージャー

外資系企業の表記例

外資系企業では、グローバル共通の職種体系を用いている場合が多く、「Product Manager」と英語表記のままの場合や、「Global Product Manager」「Regional Product Manager」のように、担当範囲を国や地域で区切った表記も見られます。

  • Product Manager
  • Global Product Manager
  • Regional Product Manager

プロダクトマネージャーの表記に関するよくある質問

最後に、プロダクトマネージャーの表記に関してよくある質問に答えます。

Q. 表記が違っても仕事内容は同じ?

いいえ、必ずしも同じではありません。表記が同じであっても、企業や組織、プロダクトのフェーズによって、プロダクトマネージャーに求められる役割や責任範囲は異なります。求人票をよく読み、仕事内容をしっかりと理解することが重要です。

Q. 職務経歴書ではどう表記する?

基本的には、応募する企業の表記に合わせるのがおすすめです。ただし、過去の職務経験で「PM」と「PdM」の両方の表記を用いていた場合は、それぞれどのような役割を担っていたのかを明確に記載することで、誤解を防ぎましょう。

Q. 企業の求人票はどこをチェックする?

求人の「仕事内容」「業務内容」「職務内容」といった項目を、重点的に確認しましょう。これらの項目に、具体的な業務内容や役割、責任範囲、必要なスキルなどが記載されています。

また、「歓迎条件」や「求める人物像」といった項目も参考にすると、企業が求めるプロダクトマネージャー像を具体的にイメージできます。

まとめ:プロダクトマネージャーの表記に迷ったら?

プロダクトマネージャーには、「PdM」「PM」などの表記があります。しかし、重要なのは表記の違いではなく、その企業におけるプロダクトマネージャーの役割や責任範囲をしっかりと理解することです。

求人票をよく読み、疑問点があれば、積極的に企業に問い合わせるなどして、不安を解消してから応募しましょう。

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