プロダクトマネージャーのフルリモートワークの実態!メリット・デメリットから年収、企業選びまで大公開
最終更新日:
2025年5月27日
ライター:
PM Career編集部
プロダクト開発
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この記事の監修者
佐々木真
PM Career事業責任者(Xアカウント @shin_sasaki19)
株式会社リクルートにて「スタディサプリ」の初期メンバーとして事業開発・プロダクトマネージャー業を担当し全国展開を達成後、SmartHRのグループ会社としてToB向けSaaS「SmartMeeting」を立ち上げ2021年3月に退任。その後PMオンラインスクール「PM School」、プロダクト開発人材の転職サイト「PM Career」の事業を運営中。プロダクト開発の知見・人材の流動性を高め、日本のプロダクト作りをぶち上げるべく尽力中。個人としてもX(Twitter)アカウントのフォロワーは3万人超え、YouTubeやPodcastでもプロダクト開発のコンテンツを発信する日本で最も有名なプロダクト開発者の1人。
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はじめに
「プロダクトマネージャーとして、もっと柔軟な働き方をしたいけど、実際どうなんだろう?」
近年、働き方改革などの影響もあり、フルリモートワークを導入する企業が増加しています。プロダクトマネージャーの間でも、フルリモートワークに興味を持つ方が増えているのではないでしょうか。
しかし、フルリモートワークはメリットばかりではありません。コミュニケーション不足や孤独感など、独自の課題も存在します。
プロダクトマネージャーとしてフルリモートワークで成功するには、メリット・デメリットを理解し、適切な働き方や企業選びが重要です。
この記事では、プロダクトマネージャーのフルリモートワークの実態について、メリット・デメリット、年収、企業選びのポイントなどを具体的に解説していきます。ぜひ最後まで読んで、今後のキャリアプランの参考にしてください。
プロダクトマネージャーのフルリモートワークって?
「フルリモートワーク」と一言で言っても、その定義や働き方は企業によって様々です。まずは、プロダクトマネージャーのフルリモートワークについて、基本的な部分を理解しておきましょう。
フルリモートワークの定義
フルリモートワークとは、オフィスに出勤せず、自宅やコワーキングスペースなど、好きな場所で働く働き方です。出社義務がないため、通勤時間やストレスを減らし、自分のペースで仕事を進められる点が魅力です。
フルリモートでのプロダクトマネージャーの仕事内容
プロダクトマネージャーは、顧客ニーズや市場動向を分析し、開発する製品やサービスの企画・開発・リリース・改善を統括する役割を担います。具体的な業務内容は以下です。
- 市場調査、顧客分析
- 製品・サービスの企画、要件定義
- 開発チームとの連携、進捗管理
- リリース計画、品質管理
- マーケティング、セールスとの連携
フルリモートワークの場合、上記の業務は全てオンラインで行うことになります。そのため、コミュニケーション能力、自己管理能力、問題解決能力などが、より重要になります。
また、オンライン会議ツールやプロジェクト管理ツールなどを活用し、チームと連携することが求められます。
フルリモートで働くプロダクトマネージャーが増えている理由
プロダクトマネージャーという職種は、パソコンとインターネット環境さえあれば、場所を選ばずに仕事ができる点が特徴です。そのため、フルリモートワークとの相性が良く、近年導入する企業が増加しています。
また、優秀なプロダクトマネージャーは市場価値が高く、企業間での争奪戦となるケースも少なくありません。企業側としても、優秀な人材を確保するために、フルリモートワークなどの柔軟な働き方を導入する動きが進んでいます。
フルリモートに転身するメリットと注意点は、こちらをご覧ください。
フルリモートで働くプロダクトマネージャーのリアルな日常
ここでは、フルリモートで働くプロダクトマネージャーの1日のスケジュール例を、仕事とプライベートの両立という視点からご紹介します。
もちろん、企業や個人によってワークスタイルは異なりますが、具体的なイメージを持つための参考にしてください。
1日のスケジュール例
時間 | 内容 |
---|---|
9:00 - 10:00 | メールチェック、タスク整理、チームメンバーとのオンライン朝会 |
10:00 - 12:00 | 新機能の企画会議(オンライン) |
12:00 - 13:00 | ランチ、休憩 |
13:00 - 15:00 | 開発チームとの進捗確認、課題解決のための打ち合わせ(オンライン) |
15:00 - 16:00 | 市場調査、競合分析 |
16:00 - 17:00 | 資料作成、データ分析 |
17:00 - 18:00 | チームメンバーとの夕会(オンライン)、翌日のタスク確認 |
18:00 - | プライベート時間 |
コミュニケーション
フルリモートワークでは、チームメンバーと直接顔を合わせる機会が減るため、円滑なコミュニケーションが重要です。プロダクトマネージャーは、コミュニケーション不足による開発の遅延や認識齟齬を防ぐために、以下のようなツールや工夫を活用しています。
- ビジネスチャットツール(Slack、Microsoft Teamsなど)
- ビデオ会議システム(Zoom、Google Meetなど)
- プロジェクト管理ツール(Asana、Trelloなど)
- 定期的なオンラインミーティング
- オンラインでのチームビルディングイベント
リモート環境で円滑なコミュニケーションを取る工夫は、こちらをご覧ください。
仕事の進め方
フルリモートワークで成果を上げるためには、自己管理能力が求められます。プロダクトマネージャーは、自らタスクを管理し、スケジュール通りに仕事を進める必要があります。
また、進捗状況や問題点をこまめにチームメンバーと共有することも重要です。
【メリット】プロダクトマネージャーがフルリモートワークで得られるもの
プロダクトマネージャーにとって、フルリモートワークは多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットを4つご紹介します。
ワークライフバランス
通勤時間がなくなる分、家族や趣味に使える時間が増え、ワークライフバランスが実現しやすくなります。また、自分のペースで仕事を進められるため、ストレス軽減にもつながります。
集中力の向上
オフィス勤務と比べて、周囲に気を散らすものが少なく、集中しやすい環境で仕事に取り組めます。そのため、生産性が向上し、質の高いアウトプットを生み出せる可能性が高まります。
自由な時間
空いた時間を自由に使えるため、自己啓発やスキルアップ、副業などに時間を使えます。プロダクトマネージャーとして市場価値を高めるために、積極的に活用したいですね。
場所にとらわれない働き方
国内外問わず、好きな場所で仕事ができるため、地方移住や海外ノマドといった、新しいライフスタイルを実現することも可能です。
【デメリット】プロダクトマネージャーがフルリモートワークで直面する壁
一方で、フルリモートワークには、いくつかのデメリットも存在します。事前に課題を認識しておくことで、対策を立てられます。
コミュニケーション不足
対面でのコミュニケーションが減ることで、チームメンバーとの意思疎通が難しくなる可能性があります。こまめな情報共有や積極的なコミュニケーションを心がけることが大切です。
孤独感
一人で仕事をする時間が長いため、孤独感を感じやすくなることがあります。チームメンバーとのオンライン交流や、コワーキングスペースの活用などで、孤独感を解消する工夫が必要です。
フルリモートで感じる孤独感を和らげる方法は、こちらをご覧ください。
自己管理の難しさ
仕事とプライベート時間の境界線が曖昧になりやすく、オンオフの切り替えが難しくなることがあります。明確なスケジュール管理や、メリハリをつけるための工夫が重要です。
プロダクトマネージャーのフルリモートの年収事情
フルリモートワークと年収の関係は、一概には言えません。企業の報酬制度や、個人のスキル・経験によって異なるからです。
しかし、フルリモートワークを導入している企業は、優秀な人材を獲得するために、高い給与水準を設定しているケースも少なくありません。
フルリモートと年収の関係性
フルリモートワークは場所の制約がないため、地方に住んでいても、都心の大手企業で働くことが可能になります。そのため、地方在住のプロダクトマネージャーにとっては、年収アップのチャンスが広がります。
また、成果主義を導入している企業では、成果次第で高い報酬を得られる可能性もあります。フルリモートワークで高いパフォーマンスを維持できれば、年収アップも夢ではありません。
年収アップの秘訣
フルリモートワークで年収アップを目指すには、以下のポイントを押さえましょう。
- 市場価値の高いスキルを身につける
- 実績を積んで、経験を積む
- 語学力を向上させる
- 転職サイトやエージェントを活用する
フルリモートでも年収を上げる交渉術は、こちらをご覧ください。
フルリモートで働くプロダクトマネージャーのための企業選びのポイント
プロダクトマネージャーとして、フルリモートワークで成功するためには、企業選びが非常に重要です。ここでは、企業選びの際に注目すべき3つのポイントを解説します。
フルリモートワーク制度
企業によって、フルリモートワーク制度の内容は異なります。求人情報や企業ホームページなどで、以下の項目を確認しておきましょう。
- フルリモートワークが可能かどうか
- 勤務時間や休日の規定
- コミュニケーションツールや設備の支給
- セキュリティ対策
リモート制度と企業文化を見極めるチェックポイントは、こちらをご覧ください。
企業文化
フルリモートワークでは、社員同士のコミュニケーションが重要なため、オープンでフラットなコミュニケーションを重視する企業文化であると、働きやすいでしょう。
また、成果に対して正当に評価してくれる企業文化であれば、モチベーション高く仕事に取り組めます。企業のホームページや、社員インタビュー記事などを参考に、企業文化を調べてみましょう。
求める人物像
企業が求める人物像と、自身のスキルや経験がマッチしているかどうかも、重要なポイントです。フルリモートワークでは、自己管理能力やコミュニケーション能力が求められるため、求める人物像をよく確認しておきましょう。
プロダクトマネージャーのフルリモートワークに関するよくある質問
最後に、プロダクトマネージャーのフルリモートワークに関するよくある質問に答えます。
Q. フルリモートワークでも、チームメンバーと円滑にコミュニケーションをとるには、どんな工夫が必要ですか?
定期的なオンラインミーティングや、チャットツール上での積極的なコミュニケーションが有効です。また、オンラインでのチームビルディングイベントなども、親睦を深める良い機会となります。
Q. フルリモートワークで成果を出すために、どんなスキルが必要ですか?
自己管理能力、コミュニケーション能力、問題解決能力などが求められます。また、プロダクトマネージャーとしての専門スキルを磨くことも重要です。
Q. フルリモートワークを導入している企業を見つけるには、どうすれば良いですか?
転職サイトやエージェントのサイトで、「フルリモートワーク可」の求人を探してみましょう。また、企業ホームページの採用情報を確認するのも有効です。
まとめ|自分に合った働き方で、プロダクトマネージャーとしての一歩を踏み出そう!
フルリモートワークは、働き方やライフスタイルを大きく変える可能性を秘めています。しかし、その一方で、課題も存在します。メリット・デメリットを理解した上で、自分に合った働き方を見つけていきましょう。
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