未経験からでも大丈夫?プロダクトマネージャーに必要なスキルを徹底解説!【実務経験ゼロから必要なスキルを身につける学習ロードマップ付き】
最終更新日:
2024年8月16日
ライター:
PM Career編集部
プロダクトマネージャー
「プロダクトマネージャーって面白そうだけど、未経験からでも大丈夫?」
近年、IT業界で注目を集めているプロダクトマネージャー。しかし、未経験からプロダクトマネージャーを目指すとなると、具体的にどんなスキルを身につければ良いのか、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか?
この記事では、プロダクトマネージャーの仕事内容や必要なスキルについて、未経験の方にもわかりやすく解説します。さらに、実務経験ゼロからプロダクトマネージャーになるためのスキル習得ロードマップもご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、プロダクトマネージャーを目指しましょう!
プロダクトマネージャーってどんな仕事?
まずは、プロダクトマネージャーの仕事内容について詳しく見ていきましょう。
プロダクトマネージャーの役割とは?
プロダクトマネージャーは、ユーザーに価値のあるプロダクトを世の中に送り出し、成長させ続ける役割を担います。
プロダクトの企画から開発、リリース、そして改善まで、プロダクトに関わる全てに責任を持ち、関係部署と連携しながらプロジェクトを推進していく、まさに「プロダクトのCEO」ともいえる存在です。
具体的な業務内容としては、下記が挙げられます。
- 市場調査・分析
- ユーザーニーズの把握
- プロダクトのビジョン/戦略策定
- ロードマップ作成/進捗管理
- 開発チームとの連携/調整
- マーケティング/セールスチームとの連携
- KPI設定/データ分析
- ユーザーフィードバックの収集/分析
プロダクトマネージャーの年収は?
プロダクトマネージャーの年収は、経験やスキル、勤務先企業の規模などによって大きく異なりますが、一般的には他の職種と比べて高収入であるといわれています。
大手転職サイトの年収調査によると、プロダクトマネージャーの平均年収はおよそ600万円です。また、大手求人サイトによると、経験豊富なプロダクトマネージャーは、1,000万円を超える年収を得ているケースもあるようです。
未経験からプロダクトマネージャーになるには?
未経験からプロダクトマネージャーになるには、まずはプロダクトマネジメントに必要な基礎知識やスキルを身につけることが重要です。未経験者を積極的に採用している企業も多く、入社後にOJTで必要なスキルを身につけることができる場合もあります。
また、未経験からプロダクトマネージャーを目指す際に、下記のような経験はアピールポイントになります。
- IT業界での実務経験(エンジニア、デザイナー、マーケターなど)
- プロジェクトマネジメント経験
- ビジネス分析経験
- コミュニケーション能力の高さを証明できる経験
- 論理的思考力/問題解決能力の高さを証明できる経験
- 自主性/積極性を証明できる経験
プロダクトマネージャーに必要なスキルとは?
プロダクトマネージャーとして活躍するには、幅広いスキルが求められます。ここでは、プロダクトマネージャーに必要なスキルを4つのカテゴリーに分類して解説していきます。
プロダクトマネージャーに必要なスキルをカテゴリー別に紹介
プロダクトマネージャーに必要なスキルは多岐に渡りますが、大きく下記の4つに分類できます。
カテゴリー | スキル | 詳細 |
---|---|---|
ビジネススキル | 市場分析力 | 市場トレンドや競合を分析し、プロダクトの成長機会を見出す |
戦略立案力 | プロダクトのビジョン/戦略を策定し、具体的なロードマップに落とし込む | |
ビジネスモデル理解 | 収益構造やコスト構造を理解し、プロダクトの収益化に貢献する | |
コミュニケーションスキル | 交渉力/調整力 | 開発チーム/デザイナー/マーケターなど、関係部署と連携し、プロジェクトを推進する |
プレゼンテーション力 | プロダクトのビジョンや戦略を、相手にわかりやすく伝える | |
ドキュメンテーション力 | 要件定義書や仕様書など、正確でわかりやすい資料を作成する | |
プロダクトスキル | ユーザー理解 | ユーザーインタビューやアンケート調査などを通してユーザーニーズを深く理解する |
UI/UX理解 | ユーザーにとって使いやすい、魅力的なプロダクトをデザインするために必要な知識 | |
データ分析力 | アクセス状況やユーザー行動などを分析し、プロダクト改善に活かす | |
テクニカルスキル | 開発プロセス理解 | アジャイル開発など、開発プロセスに関する基礎知識 |
基礎的な技術理解 | 開発言語やデータベースなど、技術に関する基礎的な知識 |
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【レベル別】プロダクトマネージャーに必要なスキル習得ロードマップ
プロダクトマネージャーに必要なスキルは、一朝一夕に身につくものではありません。そこで、ここでは、未経験者が段階的にスキルを習得するためのロードマップをご紹介します。
【レベル1】プロダクトマネジメントの基礎を身につける
プロダクトマネジメントの基礎を学ぶことは、これからのキャリアにとって非常に重要です。基本的な用語や概念を理解することで、より深い知識をスムーズに習得できます。
学習内容
- プロダクトマネジメントとは何か
プロダクトの企画、開発、マーケティング、運用までを総合的に管理する仕事です。 - プロダクトマネージャーの役割
顧客ニーズを理解し、それを実現するための製品戦略を立案し、開発チームをリードします。 - プロダクト開発プロセス
製品開発には、企画、設計、開発、テスト、リリース、運用など、様々な段階があります。 - リーンスタートアップ
少ないリソースで素早く仮説検証を行い、成功する製品を生み出すための手法です。 - アジャイル開発
柔軟性とスピードを重視した開発手法で、顧客からのフィードバックを迅速に反映できます。
学習方法
- 入門書籍を読む
プロダクトマネジメントに関する書籍は数多く出版されています。自分に合った本を選び、基礎知識を固めましょう。 - オンライン学習サービスを利用する
PM Schoolなどのオンライン学習サービスでは、プロダクトマネジメントに関するコースが豊富に提供されています。
【レベル2】IT業界・Webサービスの知識を深める
プロダクトマネージャーには、IT業界やWebサービスに関する幅広い知識が求められます。 特に、Webサービスやアプリ開発に関する基礎知識は、開発チームとの円滑なコミュニケーションに欠かせません。
学習内容
- IT業界の基礎知識
IT業界の動向や用語を理解しましょう。 - Webサービス/アプリの仕組み
Webサービスやアプリがどのように動作するのかを理解しましょう。 - 代表的な開発言語
HTML、CSS、JavaScriptなどの開発言語の基本を学びましょう。 - データベースの基礎知識
データの保存や管理方法を理解しましょう。 - APIの基礎知識
Webサービス間でデータのやり取りを行う仕組みを理解しましょう。
学習方法
- ITパスポートなどの資格取得
IT業界の基本的な知識を体系的に学べます。 - プログラミング学習サービスを利用する
Progateやドットインストールなどのサービスで、実践的にプログラミングを学べます。 - Webサービス/アプリ開発の勉強会に参加する
他の開発者と交流しながら、実践的な知識やノウハウを学べます。
【レベル3】プロダクトマネジメントの実践的なスキルを習得する
基礎知識を習得したら、次は実践的なスキルを磨いていきましょう。実際にプロダクト開発に携わることで、より実践的なスキルを身につけられます。
学習内容
- 市場調査/分析の実践
ターゲットユーザーや競合製品を分析し、プロダクトの成功戦略を立案します。 - ユーザーインタビュー/ペルソナ作成
ユーザーの声を直接聞き取り、ペルソナを作成することで、ユーザーニーズを深く理解します。 - プロダクトの要件定義/仕様書作成
プロダクトの機能や仕様を明確に定義し、開発チームへの指示書を作成します。 - KPI設定/データ分析
プロダクトの成功指標を設定し、データ分析によって効果測定を行います。 - プロダクト改善提案
データ分析に基づき、プロダクトの改善策を提案し、ユーザー体験向上を目指します。
学習方法
- 個人でWebサービス/アプリを開発してみる
実際にプロダクト開発を経験することで、プロダクトマネジメントの知識を深めます。 - ハッカソンに参加する
短期間でプロダクト開発を行うことで、実践的なスキルを習得できます。 - インターンシップでプロダクトマネジメント業務に携わる
実際の企業でプロダクトマネジメント業務を経験することで、実践的なスキルを身につけられます。
プロダクトマネージャーのスキルを身につけるための学習方法
プロダクトマネージャーに必要なスキルを身につけるためには、様々な学習方法があります。自分に合った方法で、効率的に学習を進めていきましょう。
オンライン学習サービスを活用する
オンライン学習サービスでは、プロダクトマネジメントに関する様々な講座を受講できます。動画学習や実践的な課題を通して、効率的にスキルを身つけることが可能です。
例えば、PM School はプロダクトマネジメントに特化したオンライン学習サービスです。実践的なカリキュラムと、経験豊富な講師陣による指導が特徴です。PM Schoolでは、初心者から上級者まで、レベルに合わせたコースを受講できます。
書籍で体系的に学ぶ
体系的にプロダクトマネジメントについて学びたい方は、以下のような書籍での学習がおすすめです。基本的な知識から応用的な内容まで、幅広く学べます。
- INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
- プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングを駆使して顧客を満足させる
- Leanとスタートアップのためのユーザーストーリーマッピング
勉強会やセミナーに参加する
勉強会やセミナーに参加することで、実際にプロダクトマネージャーとして活躍している方から話を聞いたり、他の参加者と交流したりできます。最新の情報や実践的なノウハウを得られる点が魅力です。
プロダクトマネージャーのコミュニティに参加する
プロダクトマネージャーのコミュニティに参加することで、他のプロダクトマネージャーと情報交換したり、相談したりできます。 同じ志を持つ仲間を見つけることで、モチベーションを維持しながら学習を進められます。
実際にプロダクト開発に携わってみる
実際にプロダクト開発に携わってみることが、プロダクトマネージャーのスキルを身につけるための最短ルートといえるでしょう。個人で開発してみる、インターンシップに参加するなど、様々な方法がありますので、積極的にチャレンジしてみましょう。
プロダクトマネージャーのスキルに関するよくある質問
最後に、プロダクトマネージャーのスキルに関するよくある質問に答えます。
Q. プロダクトマネージャーになるために、プログラミングスキルは必須ですか?
必須ではありませんが、プログラミングに関する基礎知識を持っていると、開発チームとのコミュニケーションが円滑に進めやすくなるでしょう。 また、プロダクトの技術的な課題を理解することで、より的確な判断や指示を出すことが可能になります。
Q. プロダクトマネージャーは、文系出身でも活躍できますか?
はい、文系出身でも活躍しているプロダクトマネージャーはたくさんいます。プロダクトマネージャーに必要なスキルは、文系・理系を問わず、経験を通して身につけられます。むしろ、文系出身者ならではのコミュニケーション能力や発想力が活かせる場面も多いでしょう。
Q. プロダクトマネージャーの仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?
自分たちが開発したプロダクトが、ユーザーに喜ばれている姿を見たときに、一番のやりがいを感じます。 また、プロダクトの成長を通して、会社に貢献できたと実感できることも、大きな喜びです。
まとめ|自分に合った方法でプロダクトマネージャーを目指そう!
プロダクトマネージャーは、IT業界の中でも特に注目を集めている職種であり、今後も高い需要が見込まれます。
未経験からプロダクトマネージャーを目指すのは決して簡単な道のりではありませんが、必要なスキルをしっかりと身につけることで、必ず道は開けます。自分に合った学習方法を見つけて、プロダクトマネージャーを目指して一歩踏み出してください。
転職相談をしたい方はPM Careerのキャリア面談をどうぞ!
お困りのことがあれば、PM Careerのキャリア面談をご利用ください!プロダクト開発人材がどのように市場価値を高められるかアドバイスを差し上げます。
- 転職活動をしている・これから開始する
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