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40代からのIT転職、プロダクトマネージャーという選択肢

最終更新日:

2025年6月13日

ライター:

PM Career編集部

プロダクトマネージャー転職

40代からのIT転職、プロダクトマネージャーという選択肢のサムネイル

この記事の監修者

佐々木真
PM Career事業責任者(Xアカウント @shin_sasaki19
株式会社リクルートにて「スタディサプリ」の初期メンバーとして事業開発・プロダクトマネージャー業を担当し全国展開を達成後、SmartHRのグループ会社としてToB向けSaaS「SmartMeeting」を立ち上げ2021年3月に退任。その後PMオンラインスクール「PM School」、プロダクト開発人材の転職サイト「PM Career」の事業を運営中。プロダクト開発の知見・人材の流動性を高め、日本のプロダクト作りをぶち上げるべく尽力中。個人としてもX(Twitter)アカウントのフォロワーは3万人超え、YouTubeやPodcastでもプロダクト開発のコンテンツを発信する日本で最も有名なプロダクト開発者の1人。

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はじめに

40代でIT業界への転職を考えているあなたに朗報です。ITの成長分野であるプロダクトマネージャーは、40代の経験豊富な人材を高く評価しています。経営企画やマーケティングなど、これまでの経験を活かしながら新しく挑戦できるのが魅力です。

本記事では、40代でのIT転職の現状や業界の動向、プロダクトマネージャーの役割と具体的なキャリアパスについて解説します。また、40代からのIT転職活動の成功ポイントや、転職後のキャリアプランについても詳しく紹介します。

これからIT業界への転職を目指す40代の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。新しい可能性に挑戦し、自己実現を果たすチャンスがきっと見つかるはずです。

40代でIT業界に転職するということ

40代でIT業界への転職を考えている人は少なくありません。しかし、一般的に20〜30代に比べると、40代の転職者は少ない現状があります。

経験不足や年齢による不安感から、40代の転職は難しいと感じる人も多いのが実情です。一方で、IT業界においては経験豊富な40代の人材ニーズが高まっている傾向にあります。

40代転職の現状とIT業界の動向

株式会社マイナビの調査によると、近年の転職市場は活発化しており、2023年の転職率は7.5%と高水準が続いています。特に20代から40代の男性の転職率が過去7年間で最も高くなっています。

主な転職理由は「給与が低かった」であり、物価上昇を背景に現状の給与への不満が高まっていることがうかがえます。一方で、入社の決め手としても「給与が良い」が最多です。

今後求められる能力としては、「ビジネス課題設定・解決する能力」が注目されています。特に「管理・事務」職やIT関連の職種でこうした能力が重視される傾向にあり、リスキリングに前向きな人が多くなっています。

40代がIT転職で求められるもの

40代のIT転職では、即戦力としての豊富な経験とスキルが求められます。企業は新卒採用とは異なり、即座に戦力となれる人材を重視しているのです。

また、リーダーシップやマネジメント能力も非常に重要視されます。管理職や責任ある立場を任されることを期待されているためです。さらに、最新のIT技術への理解力変化に強い柔軟な思考力も求められる要素です。

一方で、40代ならではの強みも存在します。

  • これまで培ってきたビジネス感覚
  • 交渉力
  • 人脈・ネットワーク

こういった経験を活かせるのが、40代転職者の大きな武器となります。

プロダクトマネージャーに必要なスキルセットと学習方法は、こちらをご覧ください。

プロダクトマネージャーとは?

プロダクトマネージャーは、企業の製品やサービスの企画から開発、運営までを総合的に管理する役割を担います。顧客ニーズを把握し、製品企画立案からマーケティング、開発、販売に至るまでのプロセス全体を一貫して管理することが主な仕事です。

特に注目されているのは、IT企業やベンチャー企業におけるプロダクトマネージャーの存在です。製品の品質や収益性を最大化するため、開発の方向性を適切に導くプロダクトマネージャーの役割が重視されています。

  • 顧客ニーズの把握と製品企画
  • 開発プロセスの管理
  • マーケティングと販売戦略の立案
  • 製品の品質と収益性の向上

プロダクトマネージャーの役割と魅力

プロダクトマネージャーは、製品の企画から販売までの一連のプロセスを統括する重要な役割を担います。顧客ニーズを的確に捉え、ビジネスとテクノロジーの両面から製品コンセプトを立案するのです。

その上で、開発チームと密に連携しながら製品の設計・開発を主導していきます。さらに、マーケティング戦略の策定やセールス活動の管理など、製品の販売促進にも深く関与します。

プロダクトマネージャーには、以下のような高い専門性と幅広い視野が求められます。

  • ビジネスとテクノロジーの両面に精通していること
  • 顧客ニーズを深く理解する力
  • 開発プロセスを的確に管理できる能力
  • 製品のマーケティング戦略を立案できる知見

このように、プロダクトマネージャーは製品に関する全責任を負う極めて重要な戦略的ポジションです。そのため、年収1,000万円を超える求人も珍しくありません。

一方で、その高い専門性と責任の大きさゆえに、プロダクトマネージャーへの道のりは決して平たんではありません。しかし、製品開発の最前線で活躍できる魅力は大きいといえるでしょう。

40代でプロダクトマネージャーになるには

40代でプロダクトマネージャーを目指す場合、まずは自身のスキルセットを棚卸しすることが重要です。プロダクトマネージャーには幅広い知識とスキルが求められるため、以下の点に留意しましょう。

  • 専門知識の習得:プロダクト企画・開発・マーケティングなどの知識を自己研鑽で身につける
  • ソフトスキルの活用:顧客ニーズ理解力、ビジネス感覚、リーダーシップなど、40代ならではの経験を活かす
  • 最新技術トレンドの把握:オンラインコース受講やコミュニティ参加を通じて、IT技術の知見を深める

このように、専門知識とソフトスキル、そして技術動向の理解を組み合わせることで、40代でもプロダクトマネージャーへの挑戦が可能です。

40代からのIT転職活動成功のポイント

40代でのIT転職は、若年層と比べると難易度が高いといわれています。しかし、経験と知識を活かせば十分に成功する可能性があります。

ポイントは以下の3点です。

  • 効果的なスキルアップ:IT業界の最新トレンドを学び、実践的な経験を積む
  • アピール戦略:自身の強みを的確にアピールし、企業に価値を提供できることを示す
  • 転職エージェントの活用:エージェントは求人情報の提供や面接対策など、転職活動を総合的にサポートしてくれる

40代ならではの課題を乗り越え、IT業界で新たなキャリアを切り拓くためのポイントを押さえましょう。

効果的なスキルアップ方法とアピール戦略

40代でプロダクトマネージャーを目指す場合、スキルアップとアピール力の向上が不可欠です。

まずは必要なスキルの習得に取り組みましょう。オンライン講座や書籍などを活用し、以下のようなスキルを身につけることが重要です。

  • 製品開発プロセス
  • プロジェクト管理
  • ユーザー分析
  • スクラムなどのアジャイル開発手法

アピール力の強化も欠かせません。これまでのキャリアを振り返り、プロダクトマネージャーにふさわしい経験や実績を抽出します。それらを分かりやすく整理した履歴書やポートフォリオを作成しましょう。

さらに転職エージェントの活用も有効な戦略です。エージェントは企業ネットワークを持ち、あなたの強みを最大限アピールできます。適切なエージェントを選び、上手く活用することで転職チャンスが広がります。

キャリアを伸ばすスキル習得ロードマップは、こちらをご覧ください。

転職エージェントの活用

40代でIT転職を目指す際、転職エージェントを活用することで効率的な転職活動が可能です。エージェントは企業の求人情報や面接対策などをサポートしてくれるため、一人で転職活動を進めるよりもスムーズに進められます。

転職エージェントには大手の総合人材紹介会社やIT特化型など様々な種類があり、自分に合ったエージェントを選ぶことが重要です。主なメリットは以下の通りです。

  • 企業との交渉や面接設定などの手続きを代行してもらえる
  • 自分のスキルやキャリアに合った求人を紹介してもらえる

エージェントを上手に活用するには、事前に自分の強みや希望条件を整理しておくことが大切です。また、エージェントとの密なコミュニケーションを心がけ、信頼関係を築くことも重要なポイントです。

プロダクトマネージャー転職に強いエージェント選びのコツは、こちらをご覧ください。

40代からのIT転職後のキャリアプラン

40代でIT業界に転職した後のキャリアプランを立てることは非常に重要です。まずは、自身が人生で大切にしたいこと(ミッションステートメント)を明確にし、それが軸となるよう心がけましょう。

加えて、これまでのキャリアで培った強み弱みを冷静に分析し、自身に合ったキャリアパスを見極める必要があります。

40代は管理職としての採用が増える年代です。企業が管理職に求めるのは、

  • 組織を牽引する戦略づくり
  • 環境変化に対応した新事業の創出

など、より具体的な能力です。転職活動時には、こうした要求にリンクする経験やスキルをアピールすることが重要です。

一方で、中長期的なキャリアプランを立てられるかどうかが、40代のITエンジニアの転職成功の分かれ目となります。将来を見据えた計画的な行動ができる人こそが、転職後も安定したキャリアを歩めるのです。

プロダクトマネージャーとしてのキャリアパス

プロダクトマネージャーは、ジュニアからCPO(Chief Product Officer)まで、さまざまなキャリアステージが用意されています。キャリアアップには、プロダクト開発、マーケティング、ビジネス分析など、幅広い経験が求められます。

専門性を高めるだけでなく、マネジメントスキルの向上にも注力する必要があります。将来のビジョンを明確にし、自身の強みを活かしながら、段階を踏んでキャリアを積んでいくことが重要です。

  • ジュニアプロダクトマネージャー
  • プロダクトマネージャー
  • シニアプロダクトマネージャー
  • ディレクター
  • CPO(Chief Product Officer)

エンジニア出身プロダクトマネージャーの成長ロードマップは、こちらをご覧ください。

マネジメント以外のキャリアプラン

プロダクトマネージャーとしての経験は、マネジメント職以外にも様々な選択肢を広げてくれます。

一つ目は、プロダクトの技術面でリーダーシップを発揮するキャリアです。テクニカルな専門性を深めることで、製品の技術的な側面を牽引できます。

二つ目は、プロダクト開発の企画・推進を担うキャリアです。プロダクトの企画やマーケティングに特化し、新製品の立ち上げや市場投入を主導できます。

さらに、プロダクトマネージャー経験を活かして、以下のようなキャリアチェンジも可能です。

  • コンサルタントとして、業界や企業の課題解決に貢献
  • 起業や、ベンチャー企業への参画

このように、プロダクトマネージャーは専門性を生かして多様な選択肢が用意されています。

まとめ:40代、IT業界への挑戦を成功させるために

40代でIT業界に転職することは、確かに大きな挑戦ですが、適切な準備と戦略を立てれば十分に可能です。

まずは、IT業界の動向と求められるスキルを把握し、自身のスキルアップに努めましょう。次に転職エージェントを活用して、最新の求人情報やアドバイスを得ることが重要です。

そして、長期的な視点でキャリアプランを立てることで、プロダクトマネージャーなどの役職を目指せます。40代からのIT転職は、大きなチャンスです。経験と専門性を武器に、着実に準備を進めましょう。

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