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【キャリア迷子必読】SIerから事業会社へ!プロダクトマネージャーとしてキャリアアップを実現するロードマップ

最終更新日:

2024年9月3日

ライター:

PM Career編集部

転職・キャリア情報

【キャリア迷子必読】SIerから事業会社へ!プロダクトマネージャーとしてキャリアアップを実現するロードマップのサムネイル

「今の仕事、将来も続けていけるか不安」

「プロダクトマネージャーとして、もっと事業に深く関わりたい!」

そんな風に考える、SIerで働くあなたへ。SIerで培ったスキルや経験は、事業会社のプロダクトマネージャーとして活躍する上で、大きな武器になります。

この記事では、SIerから事業会社のプロダクトマネージャーへ転職するための、具体的なロードマップをご紹介します。ぜひ、最後まで読んで、あなたのキャリアアップを実現してください。

SIerと事業会社の違い

「SIer」と「事業会社」。どちらもITに関わる企業ですが、その違いを明確に理解しているでしょうか?まずは、それぞれの違いを改めて確認しましょう。

SIerとは?

SIerとは、System Integration(システムインテグレーション)を行う企業のことです。顧客の企業からシステム開発を受託し、要件定義から設計、開発、テスト、運用・保守までを一貫して提供します。大規模なプロジェクトに携わることが多く、幅広い技術や知識を身につけられます。

事業会社とは?

事業会社とは、自社のビジネスを展開するために、ITシステムを開発・運用している企業のことです。

例えば、ECサイトを運営している企業や、ゲームアプリを開発している企業などが挙げられます。顧客に直接サービスを提供することを目的としており、ユーザーニーズを捉えたプロダクト開発が求められます。

事業会社のプロダクトマネージャーの仕事内容

事業会社のプロダクトマネージャーは、自社プロダクトの開発を統括する役割を担います。市場調査、顧客分析、競合分析などを実施し、プロダクトのビジョンや戦略を策定します。開発チームと連携し、プロダクトの設計、開発、リリース、改善などを推進します。

SIerから事業会社に転職するメリット・デメリット

SIerから事業会社に転職すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?転職活動を始める前に、しっかりと確認しておきましょう。

事業会社で働くメリット

  • ユーザーに近い立場で仕事ができる
    自分が開発に携わったプロダクトが、ユーザーの課題解決に繋がり、ダイレクトにフィードバックを得られる喜びがあります。

  • 事業成長に貢献できる
    プロダクトの成功が、そのまま会社の成長に繋がるため、大きな達成感を味わえます。

  • 市場価値の高いスキルが身につく
    事業会社では、顧客ニーズや市場動向を分析するスキル、プロダクトのビジョンを策定するスキルなど、市場価値の高いスキルを身につけられます。

事業会社で働くデメリット

  • 成果が求められるシビアな環境
    事業の成功に直結するプロダクト開発を担うため、責任は大きく、厳しい状況に直面することもあります。

  • 幅広い業務知識が必要となる
    プロダクト開発だけでなく、マーケティングやセールスなど、幅広い業務知識が求められます。

  • 企業によっては、残業が多くなる場合もある
    特にスタートアップ企業などでは、開発スピードが求められるため、残業が多くなる傾向があります。

こんな人が事業会社に向いている!

  • ユーザーの課題を解決することにやりがいを感じる人
  • 事業成長に貢献したいという意欲が高い人
  • 新しい知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢がある人
  • 変化の激しい環境を楽しめる人

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【ケース別】事業会社への転職ロードマップ

SIerで働く方の経験は様々です。ここでは、ケース別に事業会社への転職ロードマップをご紹介します。

【ケース1】 すでにSIerでプロダクト開発経験がある場合

SIerでプロダクト開発経験がある方は、事業会社でのプロダクトマネージャーに近い経験を積んでいるといえます。そのため、比較的スムーズに転職活動を進められるはずです。

転職活動では、SIerで培った顧客折衝能力やプロジェクトマネジメント能力をアピールするとともに、事業会社でプロダクトマネージャーとしてどのように活躍したいかを具体的に伝えられるように準備しておきましょう。

具体的には、以下の点を意識すると良いでしょう。

  • 過去のプロジェクト経験
    SIerでの開発プロジェクトで、どのような役割を担い、どのような成果をあげたのかを具体的に説明しましょう。特に、顧客とのコミュニケーションやプロジェクトの進捗管理、品質管理など、プロダクトマネージャーに必要な経験をアピールすることが重要です。

  • 顧客志向
    SIerでは、顧客の要望を正確に理解し、それをシステムに落とし込むことが求められます。この経験は、事業会社においても、ユーザーのニーズを理解し、それを製品に反映させる上で役立ちます。顧客志向をアピールすることで、事業会社での活躍をイメージしてもらいやすくなります。

  • 事業会社での目標
    事業会社でプロダクトマネージャーとしてどのような貢献をしたいのか、具体的な目標を提示しましょう。例えば、「ユーザーの課題解決に貢献したい」「新しい製品を開発し、市場を拡大したい」など、具体的な目標を示すことで、熱意を伝えられます。

これらの点を踏まえ、しっかりと準備することで、SIerでの経験を活かし、事業会社でのプロダクトマネージャーとして活躍できる道が開けるでしょう。

【ケース2】 SIerで業務システム開発経験しかない場合

SIerで業務システム開発経験しかない場合でも、事業会社のプロダクトマネージャーになることは可能です。ただし、ユーザー向けのプロダクト開発経験がない点を補う必要があります。

具体的には、以下の様な取り組みが有効です。

  • 個人でWebサービスやアプリを開発してみる
    実際にユーザーに価値を提供するプロダクトを開発することで、プロダクト開発の基礎を学べます。アイデアを形にする過程で、ユーザーニーズの把握、機能設計、開発、リリース、運用など、プロダクト開発の全工程を経験できます。

  • PM Schoolなどのオンライン学習プラットフォームでプロダクト開発について学ぶ
    プロダクトマネジメント、ユーザーインターフェースデザイン、マーケティング、データ分析など、プロダクト開発に必要な知識を体系的に学べます。実践的なスキルを習得することで、転職活動で有利になります。

  • オープンソースプロジェクトに参加する
    他の開発者と協力してプロダクト開発に参加することで、チームワークやコミュニケーションスキルを磨けます。また、最新の技術動向を把握できます。

転職活動では、業務システム開発で培った要件定義や設計などの経験をアピールし、プロダクト開発への強い意欲を伝えましょう。過去の経験とこれからの意欲を効果的にアピールすることで、事業会社のプロダクトマネージャーへの転職を実現できます。

【ケース3】 IT業界経験が浅い場合

IT業界経験が浅い場合は、まずはIT業界の基礎知識や経験を積むことが重要です。未経験者を積極的に採用しているSIerに入社し、経験を積むことをおすすめします。

未経験からプロダクトマネージャーを目指す場合、以下の方法でITスキルを身につけることから始めましょう。

  • 無料学習サイトを活用する
    無料学習サイトでプログラミングの基礎を学ぶ

  • プログラミングスクールに通う、有料学習サイトで学ぶ
    プログラミングスクールや有料学習サイトで、実践的なスキルを習得する

これらの方法を通して、IT業界の基礎知識やプログラミングスキルを身につけ、プロダクトマネージャーへの道を切り開きましょう。

事業会社のプロダクトマネージャーになるために、今すぐできること

転職を成功させるためには、事前の準備が重要です。プロダクトマネージャーとしての転職を成功させるために、今すぐできることを3つご紹介します。

1. 事業会社で求められるプロダクトマネージャー像を知る

事業会社で求められるプロダクトマネージャー像を理解することは、成功への第一歩です。

企業が求めるプロダクトマネージャーは、単に製品開発を管理するだけでなく、ビジネス目標達成に貢献できる人材です。そのため、以下の要素を理解し、自身のスキルや経験を磨く必要があります。

要素

説明

ビジネス理解力

自社のビジネスモデルや競合状況を理解し、プロダクト戦略を策定する

顧客理解力

ターゲット顧客のニーズを深く理解し、プロダクトに反映させる

市場分析力

市場トレンドや競合状況を分析し、プロダクトの方向性を決定する

コミュニケーション能力

開発チーム、営業チーム、マーケティングチームなど、様々な関係者と円滑にコミュニケーションをとる

プロジェクトマネジメント能力

プロジェクトを計画的に進め、目標達成に導く

データ分析力

プロダクトのデータ分析を行い、改善策を導き出す

具体的なスキルや経験については、企業のWebサイトや求人情報、ビジネス書などを参考にしましょう。例えば求人サイトでは、各企業が求めるプロダクトマネージャー像が詳細に記載されています。

また、プロダクトマネジメントに関する書籍を読むこともおすすめです。例えば、「リーンスタートアップ」や「プロダクトマネジメントのすべて」などの書籍は、プロダクトマネージャーに必要な考え方やスキルを学べます。

2. 必要なスキルを習得する

プロダクトマネージャーには、幅広いスキルが求められます。転職活動前に、必要なスキルを習得しておきましょう。

マーケティングスキル

市場調査、顧客分析、競合分析などを行い、顧客ニーズを捉えるスキルが必要です。ターゲットユーザーを深く理解し、効果的なマーケティング戦略を立案するためには、これらの分析スキルが欠かせません。

マーケティング関連の書籍を読んだり、マーケター向けのセミナーに参加したりすることで、実践的な知識やノウハウを学べます。常に市場の動向や顧客のニーズにアンテナを張り、最新のマーケティング手法を積極的に取り入れるようにしましょう。

データ分析スキル

プロダクトの利用状況などのデータを分析し、改善策などを検討するスキルが必要です。Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを使いこなせるようになると、ウェブサイトのアクセス状況やユーザー行動を詳細に把握できます。

さらに、SQLなどのデータ分析言語を学ぶことで、より高度なデータ分析が可能となり、プロダクトの改善や新たな機能開発に役立ちます。データに基づいて客観的な判断を行い、プロダクトの成長に貢献しましょう。

コミュニケーションスキル

開発チームやデザイナー、マーケティング担当など、様々な職種の人とコミュニケーションを取りながら、プロダクト開発を進める必要があるので、円滑なコミュニケーション能力を養いましょう。

相手の立場を理解し、自分の意見を効果的に伝えることが重要です。また、積極的に意見交換を行い、チーム全体で共通認識を持つように心がけましょう。良好なコミュニケーションは、プロダクト開発をスムーズに進めるだけでなく、チーム全体のモチベーション向上にも繋がります。

3. 実務経験を積む

プロダクトマネージャーの求人では、実務経験を求められるケースがほとんどです。転職活動前に、実務経験を積んでおきましょう。

副業で経験を積む

IT企業の副業案件の中には、プロダクトマネージャーの補助業務など、実務経験を積めるものがあります。副業サイトなどを利用して探してみましょう。

副業を通して、実際のプロダクト開発に携わることで、プロダクトマネジメントの知識やスキルを身につけられます。

個人でプロダクト開発を行う

自分でWebサービスやアプリを開発してみることも効果的です。実際にプロダクト開発を行うことで、プロダクトマネジメントの知識やスキルを実践的に学べます。

アイデアを形にする過程では、企画、設計、開発、運用など、プロダクトマネージャーが担う様々な業務を経験できます。

事業会社への転職活動で成功するためのポイント

転職活動を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、事業会社への転職活動で成功するためのポイントを3つご紹介します。

1. 企業選びのポイント

事業会社と一言で言っても、企業規模や事業フェーズ、社風などは様々です。ご自身のキャリアプランや価値観に合った企業を選びましょう。

企業規模

メリット

デメリット

大手企業

  • 安定した経営基盤
  • 充実した福利厚生
  • 大規模プロジェクトに携われる
  • 意思決定のスピードが遅い
  • 社内調整が複雑

ベンチャー企業

  • スピード感のある仕事ができる
  • 裁量が大きい
  • 成長を実感しやすい
  • 経営基盤が不安定な場合もある
  • 業務負荷が高い

2. 応募書類作成のポイント

応募書類では、SIerでの経験をどのように活かせるのか、事業会社でプロダクトマネージャーとしてどのように活躍したいのかを具体的に伝えられるように作成しましょう。

  • 自己PR
    SIerで培った経験やスキルの中でも、プロダクトマネージャーとして活かせるものを中心にアピールしましょう。具体的なエピソードなどを交えて、分かりやすく伝えることが大切です。

  • 志望動機
    なぜ事業会社でプロダクトマネージャーとして働きたいのか、なぜその企業を選んだのかを明確に伝えましょう。企業の理念やビジョン、事業内容などを理解し、共感できるポイントを盛り込むと良いでしょう。

  • 経験職務経歴書
    SIerでの業務内容を具体的に記載し、開発経験やプロジェクトマネジメント経験をアピールしましょう。また、業務でどのような成果を上げたのか、数値などを用いて具体的に示すと効果的です。

3. 面接対策のポイント

面接では、プロダクトマネージャーとしての知識や経験、熱意をアピールすることが重要です。また、逆質問では、企業や仕事内容について積極的に質問することで、入社意欲の高さを伝えましょう。

「なぜSIerから事業会社に転職したいのか?」という質問は、ほぼ確実に聞かれるので、事前に回答を用意しておきましょう。その際に、ネガティブな理由ではなく、プロダクトマネージャーとして成長したい、事業に深く関わりたいなど、前向きな理由を伝えることが大切です。

事業会社のプロダクトマネージャーに関するよくある質問

最後に、事業会社のプロダクトマネージャーへの転職に関するよくある質問に答えます。

Q. SIer経験しかないですが、プロダクトマネージャーになれますか?

はい、可能です。SIerで培った経験やスキルは、プロダクトマネージャーとして活躍する上で、大きな武器になります。

ただし、ユーザー向けのプロダクト開発経験がない点を補う必要があります。転職活動前に、個人でWebサービスやアプリを開発してみる、オンライン学習プラットフォームでプロダクト開発について学ぶなど、積極的に行動してみましょう。

Q. 事業会社のプロダクトマネージャーになるために、どのような勉強をすれば良いですか?

プロダクトマネージャーに求められるスキルは多岐に渡りますが、特に重要なのは、マーケティング、データ分析、コミュニケーションの3つのスキルです。

これらのスキルを身につけるために、関連書籍を読んだり、オンライン学習プラットフォームを利用したり、セミナーに参加したりするなど、積極的に学習しましょう。

Q. 事業会社のプロダクトマネージャーの年収はどのくらいですか?

事業会社のプロダクトマネージャーの年収は、企業規模や経験、スキルによって異なりますが、一般的には600万円〜1,000万円程度が相場といわれています。経験やスキルを積むことで、年収アップも見込めます。

まとめ|事業会社のプロダクトマネージャーを目指して、キャリアアップを実現しよう!

SIerで培ったスキルや経験は、事業会社でも必ず活きます。ぜひ、この記事を参考に、事業会社のプロダクトマネージャーを目指し、キャリアアップを実現してください!

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