Phindとは丨生成AI 用語集
最終更新日:
2025年7月25日
ライター:
PM Career編集部
プロダクト開発

この記事の監修者
佐々木真
PM Career事業責任者(Xアカウント @shin_sasaki19)
株式会社リクルートにて「スタディサプリ」の初期メンバーとして事業開発・プロダクトマネージャー業を担当し全国展開を達成後、SmartHRのグループ会社としてToB向けSaaS「SmartMeeting」を立ち上げ2021年3月に退任。その後PMオンラインスクール「PM School」、プロダクト開発人材の転職サイト「PM Career」の事業を運営中。プロダクト開発の知見・人材の流動性を高め、日本のプロダクト作りをぶち上げるべく尽力中。個人としてもX(Twitter)アカウントのフォロワーは3万人超え、YouTubeやPodcastでもプロダクト開発のコンテンツを発信する日本で最も有名なプロダクト開発者の1人。
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Phindとは?
Phind(ファインド)は、開発者やエンジニア向けに特化したAI検索エンジン兼AIアシスタントです。自然言語での検索や質問に対して、コード例や技術情報を含む高精度な回答を生成し、公式ドキュメントやWeb上の技術情報を出典として提示します。従来の検索エンジンやChatGPTでは見つけにくかった技術的な情報収集を効率化するツールとして、ソフトウェア開発の現場で注目されています。
Phindの特徴
Phindは一般的な生成AIとは異なり、技術分野に特化した設計になっている点が最大の特徴です。
- 検索と生成の融合(RAG)
通常の生成AIとは異なり、検索結果を活用してリアルタイムに回答を生成。正確性が高く、情報源も明示します。 - コードスニペット付き回答
質問に対して、即座にサンプルコードや設定ファイルの例を提示。実践的な回答が得られます。 - 英語UIながら、日本語クエリにも一部対応
主に英語での利用を想定していますが、日本語での検索もある程度可能です。 - 高速な応答と高精度
ほとんどの回答が数秒以内に返ってくるうえ、Stack Overflowや公式ドキュメントをもとにした正確な情報を提供します。
主なユースケース
Phindは以下のようなシーンで活用されています。
- エンジニアの情報検索支援
APIの使い方、設定ミスの修正方法など、従来の検索では見つけにくかった技術的な疑問を即座に解決します。 - 新人開発者の学習補助
学習中の初学者が、エラーメッセージの意味や最適な解決策をすぐに得るためのツールとしても有効です。 - コードレビューや設計支援
ベストプラクティスや最新の技術仕様を確認しながら、実装方針を決める場面でも利用可能です。
ChatGPTやPerplexity AIとの違い
項目 | Phind | ChatGPT | Perplexity AI |
---|---|---|---|
特化領域 | 開発・プログラミング | 汎用(会話・生成) | 検索+要約 |
出典表示 | あり | 原則なし | あり |
回答内容 | 技術文書+コード例 | 会話中心 | 要約情報中心 |
日本語対応 | 一部対応 | 高精度対応 | 高精度対応 |
開発現場でのインパクト
Phindの登場により、開発者の「調べる→試す→修正する」といったループが大幅に効率化されています。従来は公式ドキュメントやStack Overflowを横断的に検索する必要がありましたが、Phindを使えば技術的疑問に対して即座に実用的な回答が得られるようになり、特にスピードが求められる現場では重宝されています。