Zoho Ziaとは丨生成AI 用語集

この記事の監修者

佐々木真
PM Career事業責任者（Xアカウント ＠shin_sasaki19）
株式会社リクルートにて「スタディサプリ」の初期メンバーとして事業開発・プロダクトマネージャー業を担当し全国展開を達成後、SmartHRのグループ会社としてToB向けSaaS「SmartMeeting」を立ち上げ2021年3月に退任。その後PMオンラインスクール「PM School」、プロダクト開発人材の転職サイト「PM Career」の事業を運営中。プロダクト開発の知見・人材の流動性を高め、日本のプロダクト作りをぶち上げるべく尽力中。個人としてもX（Twitter）アカウントのフォロワーは3万人超え、YouTubeやPodcastでもプロダクト開発のコンテンツを発信する日本で最も有名なプロダクト開発者の1人。

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Zoho Ziaとは？

Zoho Zia（ゾーホー ジア）は、ビジネス向けクラウドサービス「Zoho（ゾーホー）」に搭載されているAIアシスタント機能です。Zohoが提供するCRMやメール、BI、プロジェクト管理ツールなどの各製品に統合されており、ユーザーの作業を自動化・最適化する支援を行います。

「Zia」は「Zoho Intelligent Assistant」の略で、自然言語処理・機械学習・予測分析・生成AIなど、複数のAI技術を組み合わせた汎用的な業務サポートAIです。

主な機能と用途

1. CRM（顧客管理）における活用

• 商談の成功率予測：過去データに基づく案件の成約可能性をAIがスコア化
• 感情分析：顧客とのメールやチャットの内容からポジティブ／ネガティブ傾向を自動判定
• 自動データ入力補助：取引先や案件に関連する情報を推測して提案

2. メール・チャットでのAI支援

• メール文の自動生成：テンプレートや過去の文脈に基づいた返信案を提示
• 問い合わせ対応の自動化：チャットボットとしてZiaを組み込み、FAQやユーザー対応を自動化

3. データ分析・レポート生成

• Zia Insights（インサイト機能）：グラフや数値の変動要因をAIが解釈し、自然文でレポート
• 対話型データ分析：自然言語で「先月の売上推移を教えて」などと入力すれば、即座に可視化

特徴とメリット

• マルチアプリ連携：Zoho CRM、Zoho Desk、Zoho Analyticsなど、複数のZoho製品にまたがってZiaが動作
• ノーコードで導入可能：設定やカスタマイズが容易で、非エンジニアでも活用可能
• 日英を含む多言語対応：多国籍企業や海外拠点との連携にも対応

生成AIとの関係

Ziaはもともと予測分析やルールベースの自動化を中心に進化してきましたが、2023年以降は生成AI（LLM）を統合し、メール・文書・レポート生成などにも対応。ChatGPTなどと同様に、自然言語を理解して人間のように振る舞うAIアシスタントへと進化しています。

セキュリティとデータ保護

Zohoはデータプライバシーに強く配慮しており、Ziaの処理においてもユーザーデータが学習モデルに直接使われることはありません。データはユーザーの所属するアカウント内で管理され、GDPRなどの規制にも対応しています。

関連用語

生成AI 用語集