Slack AIとは丨生成AI 用語集
最終更新日:
2025年7月28日
ライター:
PM Career編集部
プロダクト開発

この記事の監修者
佐々木真
PM Career事業責任者(Xアカウント @shin_sasaki19)
株式会社リクルートにて「スタディサプリ」の初期メンバーとして事業開発・プロダクトマネージャー業を担当し全国展開を達成後、SmartHRのグループ会社としてToB向けSaaS「SmartMeeting」を立ち上げ2021年3月に退任。その後PMオンラインスクール「PM School」、プロダクト開発人材の転職サイト「PM Career」の事業を運営中。プロダクト開発の知見・人材の流動性を高め、日本のプロダクト作りをぶち上げるべく尽力中。個人としてもX(Twitter)アカウントのフォロワーは3万人超え、YouTubeやPodcastでもプロダクト開発のコンテンツを発信する日本で最も有名なプロダクト開発者の1人。
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Slack AIとは?
Slack AI(スラック エーアイ)は、ビジネスチャットツール「Slack」に統合された生成AI機能の総称です。Slack上の会話やドキュメントに対して、AIが要約・検索・ナレッジ抽出を行うことで、チームのコラボレーションをより効率的に支援します。
Slack AIは、Slackを提供するSalesforceが開発・提供しており、同社のAIプラットフォーム「Einstein」や大規模言語モデル(LLM)との連携も進められています。
Slack AIの主な機能
Slack AIは、日常的なコミュニケーションの中で次のような支援を行います。
1. スレッドの自動要約
- 長いスレッドや複数人のやりとりをAIが簡潔に要約
- 会話の流れや結論を短時間で把握可能
- チャンネルを見逃した際のキャッチアップにも有効
2. AI検索(スマート検索)
- 自然言語での質問に対し、過去の会話・ファイル・ノートから該当情報を抽出
- 例:「昨日のプロジェクト進捗ってどうなった?」と入力すると関連スレッドを提示
3. ナレッジ抽出・整理
- よくある質問やチームナレッジを自動的にまとめる
- チャンネルごとに重要な会話を分類・整理
活用シーン
Slack AIは、リモートワークや多拠点チームで特に効果を発揮します。
- 会話のキャッチアップ:不在時の議論内容を要約で確認
- 情報検索の効率化:何千ものメッセージを遡る必要がなくなる
- ナレッジ共有の自動化:業務ノウハウをAIがまとめ、蓄積
チームの情報共有や生産性向上に直結するため、導入企業も急増しています。
提供状況と利用条件
- 提供開始:2024年初頭より順次ロールアウト
- 対象プラン:Slack Enterprise Grid(一部機能は有料アドオン)
- 使用言語:初期は英語対応中心だが、将来的に多言語対応予定
セキュリティとプライバシー
Slack AIはSlack内部のデータを基に動作しますが、顧客のデータがAIモデルの学習に使われることはありません。また、エンタープライズ向けには堅牢なアクセス制御やデータガバナンス機能も提供されています。