Stable Diffusionとは丨生成AI 用語集
最終更新日:
2025年7月29日
ライター:
PM Career編集部
プロダクト開発

この記事の監修者
佐々木真
PM Career事業責任者(Xアカウント @shin_sasaki19)
株式会社リクルートにて「スタディサプリ」の初期メンバーとして事業開発・プロダクトマネージャー業を担当し全国展開を達成後、SmartHRのグループ会社としてToB向けSaaS「SmartMeeting」を立ち上げ2021年3月に退任。その後PMオンラインスクール「PM School」、プロダクト開発人材の転職サイト「PM Career」の事業を運営中。プロダクト開発の知見・人材の流動性を高め、日本のプロダクト作りをぶち上げるべく尽力中。個人としてもX(Twitter)アカウントのフォロワーは3万人超え、YouTubeやPodcastでもプロダクト開発のコンテンツを発信する日本で最も有名なプロダクト開発者の1人。
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Stable Diffusionとは?
Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)は、オープンソースの画像生成AIモデルで、テキストから高精度な画像を生成できる技術です。Stability AI社を中心とした複数の研究機関が共同で開発しており、誰でも自由にモデルをダウンロード・カスタマイズして使える点が最大の特徴です。
Stable Diffusionの特徴
Stable Diffusionは、以下のような特性を持っています。
- 高いカスタマイズ性:モデルがオープンソースで公開されており、商用・非商用問わず利用可能
- ローカル環境での実行が可能:クラウドを介さず、手元のPCでもモデルを動かせる
- 生成画像の自由度が高い:プロンプト次第でリアルな写真風からアニメ風まで幅広く生成可能
- コミュニティが活発:拡張ツールやファインチューニング用の追加学習モデルが多数存在
技術的な仕組み
Stable Diffusionは、潜在拡散モデル(Latent Diffusion Model)というアーキテクチャを採用しています。これは、高次元な画像空間をいったん「潜在空間(latent space)」に圧縮して処理することで、高精度かつ高速に画像を生成できる手法です。
また、拡散モデル特有の「ノイズ除去プロセス」を通じて、ノイズのかかった画像を徐々にクリアな画像に変換することで、自然なビジュアルを実現します。
主な用途と活用シーン
- 広告・Webサイトのビジュアル制作
- ゲーム・アニメ業界のキャラクターや背景のラフ作成
- 商品イメージのモックアップ生成
- AIアートの創作活動
技術的な応用だけでなく、個人の創作やプロトタイピングにも幅広く活用されています。
他の画像生成AIとの違い
ツール名 | 特徴 |
---|---|
Stable Diffusion | オープンソースでカスタマイズ可能。ローカル実行OK |
Midjourney | アート的な作風が得意。Discordで操作 |
DALL·E 3 | OpenAIが開発。ChatGPTと統合して使いやすい |
Stable Diffusionは、自由度の高い開発環境を求めるユーザーやカスタマイズ志向の強いプロダクトチームにとって、非常に有用な画像生成基盤となっています。