Productboard AIとは丨生成AI 用語集
最終更新日:
2025年8月1日
ライター:
PM Career編集部
プロダクト開発

この記事の監修者
佐々木真
PM Career事業責任者(Xアカウント @shin_sasaki19)
株式会社リクルートにて「スタディサプリ」の初期メンバーとして事業開発・プロダクトマネージャー業を担当し全国展開を達成後、SmartHRのグループ会社としてToB向けSaaS「SmartMeeting」を立ち上げ2021年3月に退任。その後PMオンラインスクール「PM School」、プロダクト開発人材の転職サイト「PM Career」の事業を運営中。プロダクト開発の知見・人材の流動性を高め、日本のプロダクト作りをぶち上げるべく尽力中。個人としてもX(Twitter)アカウントのフォロワーは3万人超え、YouTubeやPodcastでもプロダクト開発のコンテンツを発信する日本で最も有名なプロダクト開発者の1人。
今すぐ転職をしたい人も、中長期的にしたい方も、PM Careerに無料会員登録をしておくことでキャリアに役立つ情報を定期的にキャッチアップすることが重要です。まだ登録されてない方はこちらからどうぞ。3分で完了します。
PM Careerに無料会員登録する
転職についての情報はこちらをご覧ください!
Productboard AIとは?
Productboard AIは、プロダクトマネジメントプラットフォーム「Productboard」に統合された生成AI機能であり、プロダクトマネージャーの業務効率化や意思決定支援を目的としています。ユーザーからのフィードバック、リクエスト、インサイトなどをAIが自動で要約・分類し、優先順位付けやロードマップ作成に役立てることができます。
特徴とできること
Productboard AIの主な特徴は以下のとおりです。
- ユーザーフィードバックの要約:大量のテキストデータから重要な内容を抽出し、簡潔な要約を生成します。たとえば、サポートチケットやアンケート、セールスノートなどをAIが分析し、共通のニーズや問題点を明らかにします。
- ニーズの分類とタグ付け:類似するフィードバックを自動でクラスタリングし、どのようなユーザー要望が多いかを可視化します。
- 優先順位付けの支援:収集されたフィードバックの量や影響度をもとに、どの機能を優先して開発すべきかを提案します。
- アイデア生成とロードマップへの反映:PMが追加したインサイトや仮説に基づいて、機能アイデアの草案作成やロードマップの整備をサポートします。
活用シーン
Productboard AIは、以下のようなシーンで特に力を発揮します。
- 顧客の声をもとに新機能の優先順位を決めたいとき
- 社内外のステークホルダーからの要望が多く、整理が追いつかないとき
- プロダクトの方向性を定量的・定性的に判断したいとき
AIによる分析結果を通じて、PMはより迅速かつ的確に意思決定を行うことができます。
導入のメリット
Productboard AIの導入により、以下のようなメリットが期待できます。
- 情報収集・整理にかかる時間の削減
- 顧客中心の開発の促進
- データに基づいた客観的な判断材料の提供
- チーム内の意思統一と透明性の向上
定性的なフィードバックを活用しきれずにいた企業にとって、大きな武器となるでしょう。